つもりんの日本一周珍道中

休学院生のワクワクドキドキ日本一周物語

14日目~岡山後楽園。そして、ついに四国上陸!

どうも、つもりんです!

今は16時ちょっとすぎ、ゲストハウス「Tonbiii」さんで皆さんとお茶をしたあと、お姉さんを送って用事がすむまでマックでブログを書いているところです。

先ほどは初対面の方との挨拶を交わし、ゲストハウスの方へのお土産であるふわっふわのシフォンケーキとパリパリのアップルパイをいただき、ぼくは宮崎から持ってきた茶葉でお茶を入れて謎メンバーでお茶会でした(笑)。

丸亀市では毎日新しい出逢いがあり、皆さんとてもフレンドリーでずっといたいぐらいです!(笑)

さて、今回は旅立って14日目、4/20㈬分の歩みを記録していきます。

岡山県そして本州を一旦離れ、四国に突入するまでをお届けします!

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

とりどりに 萌え咲き誇る 後楽園

快活CLUB フレスポ高尾店を10時半ごろ出て10分ほど、日本三名園の一角である岡山後楽園にやってまいりました。

実は後楽園の名だけは知っていましたが、まさか岡山にあるとはいざ知らず。岡山出身の友達の勧めで来ることにしました。

1時間100円の駐車場に停めていざ庭園へ。ここから5分ほどと少し歩いて入園ゲートまできます。すでにちょっとした茶屋や整えられた緑がちらほら見え、庭園感が徐々に深まっていきます。

後楽園入り口。この後ろには現在休館中の岡山県立博物館も。

410円の入園料を払って立派な門をくぐって中へ。

この庭はとっても広くて見所がたくさんあるみたいなので、順序良く看板の案内に従って進みます。

鮮やかな新緑に包まれた道を歩いて最初に見えてきたのはタンチョウの飼育施設。

実物は初めて見ますが、なかなかに背が高くて翼を広げるとかなり巨大で驚きます。何より色彩とプロポーションが美しい!

これは確かに、縁起がいい生きものであると験担ぎされているのも納得です。

鳴き声はぎゃーぎゃーと美しさとは程遠いように感じましたが…(笑)

飼われているタンチョウ(丹頂)。丹色の頭と純白の身体に黒が差して美しい。

タンチョウの姿に見惚れた後、また園内を歩きまわります。

うっそうとした新緑ときらめく木漏れ日の中を歩くと非常に爽やかで心地いい。道の脇には水路が流れ、小さな水車が水しぶきを上げながら回っていて見た目にも涼しげです。

水車が回り、飛び散るしぶきでひんやり。水路の岩は苔むしてシダが生え、これもまた乙。

うっそうとしてひんやり涼しい緑の中を抜けると、日の眩しさに目を慣らしながら小島が浮かぶ池周りを歩いていきます。

大きな池には松が植えられた小島が浮かび、いかにも日本庭園らしい。

小さな神社や茅葺の屋根付きのベンチを見ながら池沿いに進みます。観光客が巻いた餌にハトや色とりどりのニシキゴイがうじゃうじゃ群がってて、これにも一種の「らしさ」を感じます。

アーチ状の橋が渡された小島もある。傍らには茅葺屋根付きの船着き場も。

頭上に藤を咲かすカフェや、はつらつとした萌黄色の茶畑、れんげが咲き誇り桃色の絨毯と化した井田など、目まぐるしくテーマカラーが移り変わります。

カフェの屋根を藤棚が彩る。茶畑や井田は実際に祭事で使われているとか。

ここから少し進むとアヤメやハナショウブの類が植えられた畑があり、季節になったら艶やかな群青色や菫色に染まることでしょう。

さらに歩いていくと、沢が流れる狭い林道に入ります。涼しげなせせらぎは石組みの滝を流れ落ち、規模の割りに大きめの音を立てています。

木陰ということも相まって、かなり涼しくて気持ちがよい。

緩めの狭い坂道を行く。滝音と木陰で涼しくて爽やかだ。

林を抜けて池や昔の茶室を見ながら庭園の縁をぐるりと回っていきます。左手には改修中で幕が下ろされた岡山城とそのお堀が見えてきます。お堀ではスワンボートの貸し出しもやっているようですが、肝心の岡山城も見えないことですし今回はパスです。

次に来るときはその姿を見せておくれよと岡山城を後にすると、赤い布を敷いた長椅子が店の前に置かれた、いかにもなお団子屋が池のほとりに見えてきます。ですが、値段を見て足早に立ち去りました…(笑) いつか庭園を見ながらの雅なお茶会をしてみたいですね~。

今は天守金鯱をのぞかせるだけの岡山城。団子屋も気になるが今回はパス!

お団子屋を過ぎると中央の大池前に出て、対岸から見えていたつつじが彩る小高い丘「唯心山」に登ります。逸る気持ちで石段を駆け上がると、後楽園のその美しい全様が目に飛び込んできました。

どこを見渡しても色鮮やかで美しい。
すべては一枚に収まらないので足を運んでその眼で見ましょう。

頂上からしばらく庭園を見渡して思う存分に美景を楽しんだ後、丘を下りて入園ゲートまで戻り、後楽園を後にするのでした。

寄り道してお魚見学m

 

深山公園の駐車場に併設された道の駅。平日でも多くの人でにぎわう。

後楽園を出て1時間ほど、瀬戸内海を渡る前に道の駅みやま公園で休憩です。

軽く羽を伸ばすだけのつもりでしたが、何やら鮮魚店があるみたいなので早速行ってみます!(笑)

そのお店は有馬鮮魚といい、多種多様な瀬戸内海の鮮魚やお惣菜がお手ごろな値段で売られています。

小魚の類は特徴的な緑のかごにまとめて入れてあり、一本ものは直接並べられてある。

他の道の駅でよく見たサヨリメバル類、ネズミゴチ類、オニオコゼ、ヒラなどはもちろん、捨てられてしまうことの多い小魚ネンブツダイや瀬戸内海特有の高級魚マナガツオなど新しいメンツも加わって非常に楽しい。

いっそこの辺りに移住してここに通って料理したい!(笑)

この辺りでは唐揚げで食される「いしもち」や瀬戸内海を代表する高級魚マナガツオも。

例のごとく、今回の旅では鮮魚に手が出せません!仕方ないので指をくわえて目を皿のようにしながら加工品コーナーを物色します。

するとこれまた岡山県特有の「ままかり」があるではないですか!ままかりというのはサッパという小魚を酢漬けにしたもので、お隣さんに「まま」(ご飯)を借りに行くぐらい美味しいということから名付けられたらしいです。

早速1パックをレジに持っていき、会計後に店のおじさんと軽くお話。

この辺りの魚食文化だけでなく、次に向かう四国の名物なども教えてくれました!

ありがとうございました!m(__)m

岡山を出る最後にいいお店に寄れたことに喜びながら瀬戸大橋のほうへ向かっていきました。

海貫く白亜の瀬戸大橋!黄昏の四国上陸!

道の駅から40分、岡山と香川を結ぶ瀬戸大橋のふもとまでやってきました。

四国へ渡る前にこちら側からの橋の様子も撮っておこうと、瀬戸大橋架橋記念公園へ寄ります。

駐車場に車を停め、後ろにあるブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドのアナウンスや歓声を聞きながらちょっとした登山です。

遊園地が後方に立地する。ジェットコースターの発着音にどことなく懐かしさを覚える。

この瀬戸大橋架橋紀念公園の敷地は下津井城の跡地にもなっており、林道のところどころに石垣や櫓の跡が見当たります。

うっそうとした坂道を少し息を切らしながら抜けると、西日に照らされる第一の橋、下津井瀬戸大橋が見えてきました!

白くて長大な姿は美しく、奥にぼんやり見える橋塔や四国の山が新たな冒険の始まりを予感させて、大変に気持ちが高ぶってきます!その気持ちのまま瀬戸大橋線に合流し、巨大な橋々を風を切って進んでいきます!

橋上には強い風が吹きすさび、かなり車体を煽られて少し恐怖心が芽生えますが、なんのその。すぐに武者震いに変わります。

島々を踏み越えるようにしてずっと四国へと伸びている。
橋下はいくつもの船舶が行きかってにぎやかだ。

いくつもある巨大な主塔に迫力を感じながら、見上げるようにして何度もくぐります。そうこうしつつ、お気に入りのBGMを聞きながらテンション爆上げでハンドルを握って10分ほど。中間地点のサービスエリア与島PAに一度下ります。

ここでも何度も写真を撮りまくります!(笑)

橋を渡ってきたことをしみじみと確認し、徐々に近づく四国上陸に向けてボルテージが上がってゆきます!

橋と海と山のコントラストが面白い。

橋の雄姿をじっくり堪能したあと、橋げたの大きさにたまげたりサービスエリア内を見て回ったりしてまた橋上に戻ります。

橋げたがデカすぎて何度も見返す。遠くにかすむ街は宇多津町や丸亀市か。

さらに橋上を突き進み、およそ20分後。ついに四国に上陸しました!!

四国最初の街は香川県坂出市。大きな港に造船ドッグが並ぶ港町のようです。

陽の光がオレンジ色に変わってきてそろそろ夕暮れになりそうだったので、夕陽と合わせてこちら側からの瀬戸大橋も撮影しておきたい。ということで、撮影によさそうなスポットの道の駅瀬戸大橋公園に向かいます。

その道の駅にいくと西方に夕陽が輝き、それに照らされた瀬戸大橋がオレンジ色に輝いています。

本州を出てこの橋を渡って四国に渡ってきたということで、感慨深い気持ちを夕陽とともに噛みしめます。

夕陽と巨橋。本州へ一時の別れを告げる。

こうして、いよいよ四国での冒険が幕を開けたのです!

香川県突入!高松とんぼ返りからの豪華な夕食。

香川県に入ってまず向かったのは県庁所在地の高松市。ここの高松駅の写真を撮ろうと東へ車を走らせます。

40分ほど運転して高松駅までやってきました。駅の隣には高い建物があって色とりどりに輝いています。また、駅前では路上ライブが行われていて、ドラムや歌声が鳴り響いていました。

JR高松駅。隣のタワーは一定時間ごとに光の色が変わる。

駅の写真を撮るだけになってしまいましたが、足早に高松市を去ります。

次に向かうのは西方の丸亀市。来た道を戻る形でとんぼ返りします。

できるだけ通った道は通りたくなかったのですが、すでに暗くなっていたので大通りをできるだけ急ぎます。

途中、瀬戸大橋入り口付近を通って50分ほど運転すると、ようやく丸亀市に入りました。昼ご飯食べていなかったし、20時前といい時間だったのでお腹ペコペコです!(笑)

急いで駐車場を探すと、1日300円の格安駐車場が。さっそくそこに駐車して、友達からおすすめされたお店に向かいます。

丸亀市ソウルフード「骨付き鳥」の店。丸亀本店は鉄道の高架下にある。

その店は「一鶴」といい、丸亀市付近で名物とされている鶏もも肉を1本丸ごと豪快に焼き上げた「骨付き鳥」で有名なお店とのこと。

店に入ると平日に関わらずお客さんでいっぱいで、席待ちの列までできています!人気の高さから、これから食べる骨付き鳥のうまさに期待を寄せながら10分ほど待つとカウンターに通されました。

メニューの他には骨付き鳥の食べ方が。うまそうに書かれてて腹が減る。

メニューを見てみると看板の骨付き鳥には、固めの食感で噛めば噛むほど味わい深い「おやどり」と、ふわふわ柔らかくジューシーな「ひなどり」の二種があります。

今日は駐車場で車中泊するからビール飲むし、それに合いそうなおやどりの方を選びます。

15分ほど待ち焦がれて出てきたのがこちら!

骨を握りこみ、肉汁滴る肉塊に豪快にかぶりつく至福のひと時。

歯ごたえがあるとはいえしっかり嚙み切れるぐらいのちょうどよい硬さと焼き加減で、噛めば噛むほど濃厚なうまみとあふれる肉汁がスパイシーな味付けとともに口の中に広がり、最高に美味しいです!

そしてそれをビールで流し込む。最強の黄金コンボですわ!!

一通り食べて、おすすめされていた「とりめし」を追加注文します。

奄美大島の名物「鶏飯」に近い。あっさりしたスープもうれしい。

ふんわり炊かれたご飯に鶏のうまみがよく染みていてこれまた絶品!!

半分ほどそのまま食べて、スープを回しかけお茶漬けのようにしてすっとかきこみます。骨付き鳥の脂をあっさりしたスープで流し、優しいうまみが身体に染みわたります。

うどんの陰に隠されていた丸亀市ソウルフード、「骨付き鳥」。その真髄をまさに骨まで味わって幸せな想いで車に戻るのでした。

 

14日目は以上でした。

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

実はこの記事を書き始めたのは4/22㈮だったのですが、いろいろと急用ができて書き終わらなくて、今4/25㈪に愛媛の先輩の家で続きを書き終えました。

この辺りにはネットカフェがないので、残りの記事を書く場所をこれから探そうと思います。

それではまたノシ

  1. 133㎞、4時間17分
  2. 8911円(瀬戸大橋渡ったとはいえ、ちょっと使い過ぎや…(´・ω・`))