つもりんの日本一周珍道中

休学院生のワクワクドキドキ日本一周物語

15日目~丸亀市堪能!素晴らしき出逢いの連続!

どうも、つもりんです!

今は4/26㈫15時ごろ、愛媛県大洲市の先輩の家でブログを書いています。一昨日から泊めさせてもらってブログ滞納分を消化しているところです。ほぼ居候になってて申し訳ありません。ありがとうございますm(__)m

 

今回は15日目4/21㈭の丸亀市での旅についてです。

幸運なことにいい人たちとの出逢いに恵まれたので、この日からさらに2日延長して丸亀市の人と街を堪能することになります(笑)。

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

うどん県で本場の朝うどん!

この日は7時ごろに車内で目覚めました。24時間300円の駐車場だったのを利用し、車は置きっぱなしにして今日は歩きで丸亀市を回ることにします。行きたいところが歩きで行ける範囲だったし、何より運動不足を少しでも解消したかったのです。

朝食をとりにまず向かったのは港のうどん屋さん。

道中、きれいな港や面白い博物館を見ながら散歩します。

ここ丸亀市は昔からうちわの製造で有名みたい。

いい感じに朝の散歩を終えてたどりついたのは「セルフうどん 喰うかい」。どうやらこの辺りの地域出身だったとされるお坊さん「空海」をもじってつけられた店名のようです(後日、空海の像が港のほうにあるのも見つけます)。

年季の入った外観や内装のうどん屋さん。セルフサービスのおでんも置いてあった。

入店してかけうどんと天ぷら2種を頼みます。

麺はコシがとても強くてもちもちの噛み応えが心地よく、いりこの香り高いダシとの相性もバツグン。

新玉ねぎ天はかなり大きい上にとても甘くてサクサク、とり天は珍しく鶏もも肉を使っていてスパイシーでうまみたっぷりでした。

かけうどん¥230、とり天¥170、新玉ねぎ天¥100で合計500円!

讃岐うどん本場の地で初めて食べるうどんに大満足してお店を出ました。

ごちそうさまでした!

石垣自慢の丸亀城にて

豪華な朝ごはんのあとに歩いて向かうのは、丸亀市の中心部辺りに鎮座する丸亀城。場所もさることながら、高い石垣の上に築かれていることもあり、街の意外なところからでもその姿を拝むことができます。

昨日から停めている駐車場から見える丸亀城
電線の間から顔をのぞかせる城という構図は新鮮だった。

もちろん間近にいってみたいですし、丸亀城天守閣から周りを眺めたら絶景だろうなと期待を膨らませながら歩いていきます。

道中、丸亀市役所前の大通りに差し掛かりました。市役所建物の上部には特徴的な丸亀市の市町村章があり、建物のそばにはちょっとした神社が祀られています。

まさに「丸亀」といった出で立ちのシンボル。シンプルながらも秀逸だと思う。

その市役所を回り込むと裏手に丸亀城の石垣やお堀が見えてきます。お堀にはかけ渡すように鯉のぼりが泳いでいて、その先には天守閣がみえていい眺めです。

鯉のぼりと天守閣という、なんだか縁起のよさそうな組み合わせ。

さらに少し歩くと正門前に着きました。こちらからの眺めも堂々としていていいですね~。

いろいろ写真を撮ってゴツい城門をくぐって攻めていきます!

正面から見た丸亀城と、二つ目のやたら扉がゴツい城門。

ここから緩めの坂道を少し歩くと、天守閣へと繋がる急な坂「見返り坂」入り口に着きます。なかなか急こう配の坂道ですが、なんとか踏ん張って上っていきます。

「見返り坂」はかなり急で、積まれた石垣の高さについても身をもって知ることになる。

反り立つ石垣の大壁を左右に見ながら、息を切らしながらもなんとか中段まで上ってきました。ここで休憩もかねて景色を一望します。

曇りの天気で霞も出てきていますが、なかなかいい眺めです!

前方北側には丸亀市中心部と遠くに瀬戸大橋、後方北部には「讃岐七富士」の一角こと飯野山四国山地が佇んでいます。

特にこの辺りの山に関しては、きれいな円錐形の形の小高い山が平地にいくつか点在し、なかなか面白い風景になっています。

霞んでおぼろげな瀬戸大橋に、まさに「富士山」な山形の飯野山

きれいな景色にパワーをもらったところで、さらに上って天守閣を目指します。

崩落した石垣を修復しているクレーンや、地下60mもの深さを誇り「日本一深い井戸」と称される二の丸井戸を見ながら、ずんずんと進んでいくとようやく天守閣の姿が。

小さいながらも迫力がある天守閣。

咲き始めたばかりであろうつつじとともにやや下側から撮影し、頂上まで上って横からパシャリ。どちらも周りに緑があって、それが白塗りの壁に映えます。

天守閣の姿と高台から見える景色をじっくり見た後、いざ天守閣内部へ!

200円の入城料を払って木造の城内を解説を読みながら進みます。

この丸亀城は昔からこの姿を保っていることから「現存天守12城」の一つに数えられ、高さ日本一のこの石垣の上に鎮座しているそうです。

どうりで石垣はやたら高いし城内はほぼ木造なんだと感心しながら、ほぼ壁のような急すぎる木造の階段を上ります。ギシギシ軋んで少し怖いです(笑)。

80度はあろうかと急な階段。手すりを掴んで慎重に上る。

こんな階段を2回分上り、3階部分の天守に辿り着きました。大砲を打つために非常時に貫通させる穴や四隅を強固に支える柱の構造が見れます。

また、展望台はなかったため(現存天守だし当然か)、格子の隙間から除く形で景色をみました。視界とカメラの可動域が狭まるためにあまりいい写真は撮れませんでしたが、なかなかいい眺めでしたよ!

そうやって天守閣を楽しんで石垣を下りていきます。

ぐるっと敷地内を回る際に、崩落した石垣を復旧整備する事業について展示してある資料館やお土産センターによりました。

資料館ではミニチュアの石垣を自分で組むことで、城壁の復旧を体験できるコーナーがありました。崩落してしまったことを逆に観光資料とし復旧のアピールに使っていて、ポジティブでうまいやり方だなと感心します。

子供向けだけど大人も楽しめる。

お土産センターは実は天守閣に行く前に立ち寄っており、お兄さんに城内の回り方を聞いたり、おばちゃんに傘を貸してもらっていました。

ここでは伝統工芸品の「丸亀うちわ」の製造工程を軽く見学したり、丸亀城をモデルにデザインされたキャラクターや名物の骨付鳥のグッズなどをお土産として買いました。

名物の骨付鳥を題材にした、なかなかシュールで面白いファイルがある。

店員さんとも写真を撮れたし、この辺りの情報も教えてもらえました!ありがとうございました!

こうして丸亀城をじっくり堪能した後、空いた腹の虫を収めながら美味しいうどんと素晴らしい出逢いの待つうどん屋さんに向かうのでした。

街のうどん屋さんでの出逢い

マップを見ると丸亀城から徒歩10分ほど、歩いて行ける範囲に「龍神うどん」というお店を見つけました。近くてちょうど駐車場方面ということとそのネーミングに惹かれ(笑)この店に決めました。

朝に続きまたうどんかよ!とツッコミが聞こえてきそうですね(笑)。

大通りに面したうどん屋さん。11時~14時の開店時間には注意。

歩いて店の前まで行くと、もうお腹ぺこぺこです!(笑)さっそく店に入ってセルフサービスの天ぷらを選び、かけうどんを頼みます。

店にいたのは若い二人の男性。気さくな感じで注文をうけてうどんをゆでてくれました。

かけうどん¥250、かき揚げ¥150、ちくわ天¥100円。ネギや天かすもセルフサービス。

ここのうどんもまた、コシが強くてダシもきいててうまい!!天ぷらは冷めていてもサクサクで、ダシにつけて食べるとよくしみておいしい!

夢中で麺をすすっていると、二人組がしゃべりながら入ってきました。どうやら二人の店員さんとも知り合いみたいで仲良さそうにしゃべっています。

内心その輪に加わってみたいなと思いながらも、話の切り口が切り出せずにうどんを食べていました。

そのままうどんを食べ終えて、店を出る前にこのお店のインスタアカウントの写真を撮っていると、店員さんの一人が話しかけてきてくれました!

好機とばかりに自分が日本一周をしていることを明かし、店の内観を写真撮らせてもらったりこの辺りに名所について教えてもらったりしました。

すると、例の二人組も話しかけてきてくれて楽しいおしゃべりができました。

ひとりはこの街で藍染職人をしていて、その工房をゲストハウスとしても貸し出しているみたいです。もうひとりの美人なおねーさんは県外からきたお遍路中のアーティストの方で、お遍路中に丸亀市に立ち寄ったら気に入りすぎて2週間ほど滞在しているようです。

後で二人のいるゲストハウス「旅籠屋Tonbii」に藍染の見学しにいくことを告げて一旦別れます。

ここでみんなで店の前でパシャリ!ありがとうございました!

龍神うどんの店員さんと二人の珍客さんと。青い暖簾は「Tonbii」さんの作品らしい。

旅中に不動産屋さん!?若き丸亀盛り上げ人!

面白い二人と別れて自分もそろそろ次の場所に行こうかと店を出ます。

すると、「ここに行くと面白いやつがいるよ!」とユニークなイラストの描かれた名刺と、旅のお供にとおにぎりを手渡してくれました。

おそらく自分の「顔」をモデルにしたであろうイラスト付き。

そのお店の説明について、最初「お豆腐屋さん」と空耳しましたが、「不動産屋さん」らしいです(旅中だから食べ物と思うじゃないですか!(笑))。

疑問を抱きつつも感謝を述べて、その「馬場商事」へと向かいます。

商店街を歩いて10分ほど、JR丸亀駅前にそのお店はありました。

着くや否や、「馬場さん」らしき人はどうやら商談中みたいで忙しそう。

どうしたもんかと店の前で立ち往生していると、商談を一時中断してくれたのかこちらに話しかけにきてくれて、名刺を見せてうどん屋さんからの紹介であることを告げると店の中で待っててくださいと通してくれました。

待ってる間に店内のおしゃれな内装や、先ほどのうどん屋さんなどについて「馬場さん」が紹介しているオリジナル新聞を見て、面白いことをやっているだなとこれから話すのが楽しみになります。

10分ほど経つと先客が帰ったので、ソファーのほうに通してくれてお話ししました。奇遇にも年齢が一緒ということで、すぐにお互い打ち解けることができました!

大きなイカしたアフロヘアーが特徴の彼は丸亀生まれ丸亀育ちで、この大好きな丸亀市で何か面白いことがしたいとおじいさんから受け継いだ不動産屋さんを営業しています。ここでは、不動産業以外にもいろいろな面白いお仕事を手掛けているようです。

そういったことを生業にしていることもあるのか、とってもフレンドリーで親切な人で見ず知らずのぼくとこうやって話をしてしてくれて、さらにコーヒーやコーラをくれました!!

ぼくの日本一周のことについても興味津々で聞いてくれて楽しいひと時でした!

すると、大学生の彼女さんやさっきのうどん屋さんのひとりが店に集まり、みんなで話しました。この二人も丸亀市が大好きで、自分が好きなことで丸亀市に地域貢献をしている若き盛り上げ人でした!

みんな地元愛が強く、ほんとうに楽しそうに毎日を送っているんだなと思い、自分もこういった生き方をと見習おうと思います。

ありがとうございました!!

馬場商事の二人と。本当に楽しくて面白い人たちだ!

今回初ゲストハウス!旅籠屋Tonbii!

うどん屋さんと別れ、二人に街のいろいろな場所を案内してもらって最後には例のゲストハウスまで案内してくれました!しかも、明日返してくれればいいよと傘まで貸してくれました!本当にありがとうございましたm(__)m

港近くの公園前のゲストハウス。偶然近くを朝散歩していたところだ(笑)

そして着いたのがこちら「旅籠屋Tonbii」。中に入ると店主さんの作品の藍染物がずらりと展示してあります。店主さんは丸亀市の伝統工芸品である「丸亀うちわ」の技術も会得してるみたいで、藍染の和紙をうちわに張り付けたオリジナル作品も飾ってあります。

目の覚めるような美しい青がところどころに。
藍染の和紙をツギハギしている巨大うちわも。

奥へはいると先ほどの二人と新しい二人、それに一匹のわんちゃんが出迎えてくれました。

わんちゃんはアーティストの方の相棒で名を「チロル」といいます。

もう二人は丸亀市役所からきた地域振興をしている方々みたいでした。あまりお話はできなかったのですが、手短に日本一周のことを説明し、インスタやブログの紹介をさせてもらって別れました。

その後、雨に濡れて汗もかいていたのでシャワーを借りてさっぱりします。

シャワーを出るとトンビーさんとアーティストさんが飲みに行こうと誘ってくれたので早速商店街へと歩いていきます。

雰囲気のいい焼き鳥屋さん。お客さんも多く、活気がある。

色々話しながら5分ほど歩いてきたのはこちら「炭火焼とり わきや」。

メニューには一般的な竹串の焼き鳥が並びますが、丸亀名物の骨付鳥も載っています。切り分けて食べようやとアーティストさんと「おやどり」を注文。

焼きあがるまでに食べた、その方おすすめの「スナップエンドウの柚子胡椒マヨ和え」も新食感のおいしさです。

初対面の二人と乾杯!骨付鳥はこの辺りの居酒屋の定番メニューなのかな?

出てきた骨付鳥にははさみがついており、豪快に骨から切り分けて食べます。昨日の一鶴とはまた少し違った味付けで、嚙めば嚙むほどジュわっとうまみがしみだして酒がとまりません!

また、トンビーさんの頼んだ「ひなどり」の方も分けてもらいました!こちらはふわふわとした肉質とあっさりしたうまみでまたうまい!

酒とつまみを存分に楽しんで2件目に行きます。

お会計では二人とも多めに出してくれました!ごちそうさまでした!

そして、10分ほど歩いてきたのは地ビール酒場「MARUGAME MIROC BREWERY」、通称ミロクです。

全体的に木の内装で、大樽をそのままテーブルにしてあったりと「酒場」感がすごい!

ここでは店内に麦酒工房を構えていて、醸造したての地ビールを提供してくれるお店です。

最初に注文したのは「般若」と呼ばれる地ビール。説明を読むと、「ホップ由来の葡萄の香りとライ麦の香ばしさ。どっしりとした苦み」とのこと。

地ビールはあまり飲んだことないので未知の美酒に期待をよせて待っていると、見たことのないかなり黒いジョッキが目の前に置かれました。

さっそく3人で乾杯してグッと一口。

すると、今まで飲んできたビールとは比べ物にならないくらい強力なパンチ力をがんがんに感じます!これはうまい!

黒くて武骨な見た目、重厚な苦みと突き抜ける香りは、なるほど確かに「般若」だ。

パンチはきいていますが、割と飲みやすくてごくごくイケちゃいます。

地ビールってこんなにうまいものがあるなんて!これからの旅でも探してみたいですね~。

この「般若」を飲みながら、一緒に来た二人や店に来ていたほかのお客さんとの話に花を咲かせます。酒の席ということもあって、年齢や職業など何も関係なしにいろいろな楽しくて面白い話を聞けたし、自分の旅のことについて話せました!

ビールを酌してくれた店員のお姉さんとも仕事や旅のことなど、お互いのことについて楽しく話が弾みます。

楽しい時間も束の間。もう閉店時間になったので解散です。

皆さんとまた会いましょうと再開を願い、二人とともにゲストハウスへと戻り、久しぶりのベッドでぐっすりと眠りました。

初対面のお客さんや店員さんと。ありがとうございました!m(__)m

 

15日目4/21㈭の記録は以上となります。

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

丸亀市の人と街を予想以上に気に入り、最高の時間を過ごせました!

あともう一日丸亀に滞在するので、そのお話は次の記事にて語りましょう。

それではまたノシ

  1. 4.1㎞、2時間45分(歩き)
  2. 8520円