38日目~宿泊延長!古宿と東海道を堪能する
どうも、つもりんです!
5/16(月)、時刻は21時半を回りました。豊橋市の快活CLUBにてブログを書いています。
記事の執筆と車用の工作をしていたので、今日はほとんどずっとネカフェが拠点でした。
明日の早朝には出発しておきたいところです!
さて、今回は5/14(土)分の記録をとっていきます。
今回もよろしくお願いしますm(__)m
古宿の朝
7時半ごろ気持ちよく目を覚まし、畳の上で伸びをします。
昨日ほとんど寝てなかったし、座敷の寝心地がよかったのでよく眠れたみたいです。
顔を洗って寝袋をたたみ、朝ごはんにしましょう!
そんなわけでこれから米炊こうと思ったのですが、美味しいごはんにするために30分ほど給水させねばなりません。
そこでメスティンに米と水を入れて放置し(炊飯器はあったけど、1合炊きなので自分のものを車から持ってくる)、その間にお茶でも沸かします。
多めに淹れておき、伊勢の宮下餅とともに宿の皆さんにも振舞います。
湯呑を手に談話して、そのあと皆さんのアドバイスを受けながら初めてガスコンロでのメスティン炊飯を行います。
固形燃料よりも火力が強い分、すぐに炊けます!
助言のおかげで、一切焦げのないふっくらした最高の炊きあがりです!ありがとうございましたm(__)m
食べ終わって片付けも完了したころ、昨日から泊っていたお遍路帰りの「おつね」さんがお帰りになられるとのことでした。
もちろん宿の前で一緒に写真を撮ります笑。
旅についてのいろいろな為になるアドバイスやご自身の旅中の面白い出来事を話してくれて、とても楽しい時間を過ごせたことに感謝をします。
そして、またどこかで会いましょうと拳を合わせ、ロードバイクを漕いでいくのを見送りました。
おつねさんはYouTubeとインスタへの投稿をされているので、興味のある方はのぞいてみてくださいね~。
https://www.instagram.com/otsune27890/
お見送りの後は自分の作業に移ります。
オーナーさんもとい、タクさんに離れの方に机を準備してもらい、風流な庭園を楽しみながら作業が捗ります!
といってもブログは途中までしか書けなかったけどね…(笑)
11時半に津市で友達と会う約束があるので、11時前には出発します。
津市で再会ランチ
ちょうど11時半ごろ、その学部の同期の友達が調べてくれた居酒屋「みえやに」に着きました。
ここはランチもやっていて、三重県のB級グルメの「トンテキ」や「津ギョーザ」を食べることができるらしく、ホームページを見て楽しみにしていました。
その友達もちょうど店について、チャリをおりてこちらに来てくれます。
再会をよろこび、一旦店の中に入って席に着きます。
彼女は大学院からこっちの方に進学し、学部の時の研究とは少し違う分野を学んでいるみたいです。
そういったお互いにつもる話や、ぼくの日本一周の話について、料理を待つ間語り合います。
「日本一周するなんて思わなかった!」と笑い、興味津々に旅の話を聞いてくれます。
そしばらくすると、それぞれが頼んだランチが目の前に置かれ、三重県の魅力満載な食事を楽しみます。
トンテキは甘辛いタレが絡んでご飯がすすみ、津ギョーザは普通のギョーザ三つ分以上の大きさで食べ応えがあります。
友達の方は日替わりランチを頼んでいて、こちらには「モッツアレラ津ギョーザ」なるものがあり、これまた美味しそうです。
お互いに完食をして満腹になりました。
食後はゆっくりとし、話の続きを再開します。
旅での面白い出来事を話したり、共通の友人に会ったことを伝えたり、楽しい時間はあっという間に進んでいきます。
ランチタイムは終了し閉店する13時半に、そろそろ出ようかとレジへ向かいます。
すると、彼女は1000円札をなぜか2枚出し、「日本一周しててお金大変だろうから、端数だけよろしく!」と笑います。
バイトしているとはいえ、まだ学生の彼女に奢ってもらうのはさすがに申し訳ないという後ろめたい気持ちがわきますが、すでに店員さんにお札を渡しています。
お言葉に甘えて小銭を店員さんに渡し、一度店を出ます。
すっかり忘れていた伊勢のお土産を(せめて和歌山で買ってくるべきだったね…笑)車から取り出し、感謝と共に渡します。ありがとう!
そして彼女から旅の激励を受け取り、お見送りを受けながら車を出すのでした。
東海道関宿 古き通りの散歩道
友人と別れた後、夕食の買い出しをして亀山市の方へ戻ります。
途中、猛烈な眠気を感じたので、コンビニで仮眠をとったらもう15時半。
今日はみんなでバーベキューなので、早く帰って明るいうちに関宿を散歩して、バーベキューの仕込みをせねば!
16時前にゲストハウスに着いて、バーベキューの食材を冷蔵庫に入れてから、足早に降る街並みに飛び出します。
ここ関宿は「東海道五十三次」のひとつであり、江戸の日本橋から数えて47番目の地点らしいです。
鈴鹿山脈の東の裾野に位置し、鈴鹿峠を越える前後の宿場街として栄えていました。
西は大和街道、東は伊勢別街道へと繋がり、活気ある交通の要所だったこの街は、現在は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
また、「日本の道100選」という選定にも入選しています。
江戸~明治の面影だけでなく、なんだか懐かしいようなポスターが張られたお店もあり、大正昭和のレトロな雰囲気も残されています。
「石垣屋」の宿中でも感じましたが、この通りだけ昔にタイムスリップしたような、そんな感じの時代の風を感じ、歩いていてとてもワクワクします!
ですが、歩いていく方向は早めの夕陽が照らしていて、どうしても逆光になってしまいますね…(´・ω・`)
道中、ある店先に置かれた煌めく鉱物が目に留まり、近寄って手に取ります。
それは水晶の欠片で、300円という値段の割には大きくて透明度も高い気がしました。
君に決めた!と拾い上げ、購入するために店に入ります。
店内には美しい鉱石をはじめ、恐竜やアンモナイトなどの化石もあってテンション上がります笑。
まずとりあえず、店のお姉さんに水晶を渡し、店内をじっくり見学させてもらいます。
似たようなショップによくあるようなアメジストドームがいくつか置いてありますが、ここのドームはなんだか一際大きく感じて迫力があり、それとは対照的に静かな菫色の輝きを放っています。
深い紺碧の地色に、夜空に瞬く星のような金の粒が差し込むラピスラズリの鉱床や宝玉もあり、思わず見惚れてしまいます。
そして、店員さん曰く、最近店頭に置き始めたこの店の目玉がこの特大水晶です。
値札を見てびっくり仰天です笑。
そんな感じで石についてや、旅のことについても店員さんと談笑し、ラッピングしてくれた水晶を受け取って店を出ます。
この辺りはいくつかの道路が交差する通りの中心らしく、神社とその広場や大きめのお店が並んでいます。
ここからさらに西の方へ進み、通りの西端「西の追分」まで歩き、そこから折り返してゲストハウスまで戻ります。
帰り道は順光で、いい感じの写真が撮れ出します。
三方を歴史的な領域に囲まれた視界に、爽快な蒼空が上部へ抜けて、大変に見栄えがよいです。
最高の散歩道を早足で歩き、宿の方へと戻っていくのでした。
三人寄れば一周勢!
ゲストハウスに戻ると駐輪場に大型バイクが数台停まっています。
ぼくが待っていた、日本一周している方々がこの宿に辿り着いたようです。
というのも、ここをDMで紹介してくれた元日本一周勢の「OHAGI」さんから「何人かそっちに送り込んだからよろしく!」と連絡が来ていたのです。
ようは、ぼくと同じようにOHAGIさんから紹介を受けて、この宿に泊まることを決めた人たちですね笑。
そんな連絡をもらったのが昨夜。
これは2人に是非会ってみたいし、3人も日本一周の同志がここにタイミングよく集まることはなかなかないと思います。
そこで、本来は今日この日に名古屋で会う予定だった友人に電話で事情を説明し、ありがたいことに予定を翌日にずらしてくれることになって、この宿に連泊することにしていたのです。
でも、バイクだけあって二人の姿は見当たりません。
タクさんに聞くと、バーベキューするかわからなかったから二人とも買い物行ってしまったよと言います。
実はバーベキュー食材を冷蔵庫に入れた後、誰にも報告せずに散歩に行ったので情報が伝わっていなかったのです。
昼前には旅の二人にDMでバーベキューについて連絡しようかなと思いましたが(TwitterアカウントをOHAGIさんに教えてもらっていた)、相手方からして旅中に急に知らない人から連絡が来るってのはどうだろうと思いました。
そこで実際にこの宿まで来られた時に聞けばいいかなと思ったのですが、入れ違いになるのは想定外でした!
これはミスったと焦りましたが、数十分後に二人が手ぶらで帰ってきました。
どうやら単に街並みを散歩していたみたいで、まだ夕食は決めていなかったようです。
まだ名乗っていなかったので自己紹介をして、バーベキューのお誘いをすると二人とも乗ってくれました!よかった!
宿の常連さんも加わって食材が足りなさそうになったので買い出しを頼み、その間にぼくは食材を切って、皆さんには炭やテーブルなどの準備をしてもらいます。
買い出し組が帰ってきたころに炭火の炎が安定してきたので、早速バーベキュー開始です!
乾杯をして肉を焼き、酒と肉を飲んで食らいます。
皆さんほぼ初対面だったので、その人たちとバーベキューするのは不思議だけど最高に楽しかったです!!
炎と肉の勢いが落ち着いたころ、炭火を囲んで日本一周の同志たちと語り合います。
お二人ともバイクでの旅をしていて、どちらも南下しているところのようです。
旅してきた北の方の名所やグルメを、これから北上するぼくにたくさん教えてくれます。
そこで、ぼくも南方の旅の思い出を語り、ぜひ行ってくださいと気に入ったスポットや飯を紹介します。
こういった、旅人同士の情報交換ってめちゃくちゃ「旅」してるな!って感じで、最高に楽しいひと時です!
あらかた焼き終わり、炭火か弱まったところで片づけをし、20時ごろから今度は座敷で二次会です笑。
こっちでは日本酒や焼酎などをゆっくり楽しみ、元ガチ旅人のタクさんや現役旅人のみんなの話が盛り上がります。
するとタクさんの電話が鳴り、この状況を作り出した立役者、旅の伝道師OHAGIさんの声が聞こえます。
実は昨晩通話していて(旅についてアツく語ってくれました!)声はわかっていたので、どうしたのかとスピーカーからの音声を聞いてみます。
すると、「今酒もって出たところだから、1時間後には着くよ!」という発言が飛び出し、タクさんの了承もそこそこに電話がきれます。
そして、みんなに驚きと笑いが巻き起こります。
愛知の方で近いっちゃ近いけど、今の時間から来るなってフッ軽すぎんか!?と思いましたが、みんなで話しながら待っていると、ちょうど1時間後ぐらいにその男は宿の扉を開けました。
さっそく2度目の乾杯です!
OHAGIさんは以前日本各地を転々とし、旅が日常生活になっていたような人だったみたいですが、この宿で運命的な出会いをしてその後お子さんが生まれたという、感動的な話をしてくれます。
そして、仕事と子育てで旅に出れない今は、若い旅人に旅のよさや各地の通な情報を教え、説いている旅の伝道師みたいな方です。
そんな旅人のお話は非常に深く、面白く、ずっと聞いてられます!
やはり、旅に出ていろいろな経験を積んだ人の話というのは、深みがあるというか分厚い層になっているというか引き出しが異常に多いというか、とにかく憧れます!
そんなわけでまぶたが重くなっても話を聞いて2時ごろまで飲み続け、お開きになった会場の隅で眠りにつくのでした。
ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
5/14(土)の出来事は以上です。
新旧の旅人と飲み、語り明かしたのはなかなかできない経験でした。
これからもそういった経験ができるように、出逢いを大切にしていきたいです!
さて、現在の時刻は1時過ぎ。
日を跨いで5/17(火)になってしまいました!
さすがに集中力が切れてきて疲れもたまります。
残っている一昨日5/15(日)と、昨日の日中はこの後まとめて書こうと思います。
その前に、シャワーでも浴びてさっぱりしてきますね!笑
それではまたノシ
- 43㎞、1時間42分
- 2300円