39日目~三重に別れを。愛知横断グルメ堪能紀!
どうも、つもりんです!
寝落ちして9時ごろ、5/17(火)の朝を迎えています。
しょうがないのでこれからブログの埋め合わせを続けます。
今回の記事は、関宿を立った後、愛知県に入って名古屋で友人を拾って、観光案内を聞きグルメを楽しんで愛知を横断した、5/15(日)の旅路についてです。
それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m
関宿出発!
7時ごろ目が覚め、顔を洗って朝食の準備をします。
昨日のバーベキュー食材の残りがあったので、朝から肉野菜炒めと少し重めの朝餉です。
割り勘で買ったものなのでせっかくですしと、日本一周のお2人や宿の常連さんにも食べてもらいました。(若干強引になってしまいごめんなさいm(__)m)
残ったものはラップをかけてご自由にどうぞと置手紙をおいて後片付けをします。
すると、OHAGIさんが先に帰られるとのことでしたのでみんなで写真を撮ります。
この宿を教えてくれた感謝といつか再会しましょうと願いを込めて握手を交わし、OHAGIさんを見送ります。
車が街並みに消えていくまで見届けたら、荷物をまとめチェックアウトの準備をします。
車へ荷物を運び終わって一息ついていると、タクさんが「旅人全員集合!」と号令をかけます。
何なんでしょうね?と旅人3人、土間にある木製のレジ前に並びます。
タクさんが持つジップロックには、麻ひもを通した寛永通宝と石垣屋のビラが20セットほど入っています。
「これからの旅路で出逢った日本一周勢、旅先の面白いやつらでもいい!そいつらにこいつを渡していってくれ!」とタクさんはアツく声を上げます。
これを持った人が石垣屋に泊まるときは1000円引きになる、そんな温かくて素晴らしい仕組みのようです。
ぼくも旅に出て身に染みて感じるのですが、旅の諸々の費用は本当にバカにできず、日々のやりくりがうまくいくように熟考したり、時には削りやすい食費や宿代を惜しんで1日1食や車中泊などで我慢したりと、お金の面では非常に苦労しています…(笑)
ベテラン旅人のタクさんはもちろんこのことをよく理解していて、ゲストハウスのオーナーという旅人を迎える立場になった今、若い旅人に少しでもお金のことを気にせずに旅を楽しんでほしい!とこのような粋な計らいを考えたようです。
また、これはぼくの感想ですが、このツールがあれば旅先でもっとよいコミュニケーションがとれるんじゃないかと、これからの旅がさらに楽しみになってありがたい限りです!
このジップロックが空になることを目標に、これからの旅を楽しもうと思います!
そして、「このミッションを引き受けてくれるなら、石垣屋オリジナルグッズを一つずつ持って行ってくれ!」と、そのオーナーは木製の冷蔵庫の上に並ぶグッズを指さします。
手ぬぐい、ステッカー、缶バッチキーホルダーをそれぞれ選び、ミッションアイテムと共にバッグに詰め込みます。
日本一周勢のお二人がそれぞれの愛バイクと共に写真撮影をして旅立っていくのを、またどこかで会いましょう!と見送り、ぼくもいざ、車へ乗り込みエンジンをかけます。
お世話になったタクさんや常連さんたちに感謝を伝え、握手と拳を交わして日本一周の達成と再会を誓います。
そして、ずっと手を振って見送ってくれる皆さんに、車窓から手を突き出してサムズアップで応えて、関宿街道を後にするのでした。
今もなお 古き街並み そのままに
かつて栄えた東海道の 旅人迎える宿の街
鈴鹿山脈背に望み 峠の息吹が吹き下ろす
過去を伝える風の調べは 通りと人々撫でるよう
現代に 復活遂げた 古宿は
ここに集いし元旅人が 今の旅人送り出す
世界を見てこい!激励を 必ず会おう!と約束を
その声援を背に受けて 拳突き上げ見上げる空は 蒼に広がり風翔ける
空と風に見守られ 今の人々暮らしゆくのは
‘‘東海道五十三次 四十七番地‘‘
愛知突入!二人で小旅行。
9時半過ぎに関宿を出発し、JAF会員特典で156円/Lの激安(のちに153円とかザラに見つけるけど笑)ガソリンを満タン近く給油して、鈴鹿市や四日市市などよく聞く三重の街を過ぎ去っていきます。
そして、ついに愛知県に突入します!
愛知に入ってすぐの桑名市辺りからそこそこ混んできて、少し焦ります。
11時半には名古屋駅に到着して、昨日会う予定を今日にずらしてもらった友達を拾わなければなりません。
木曾三川の河口を見るのもそこそこに、伊勢湾沿いをずっといきます。
11時ちょうどのころにようやく名古屋駅につき、電話をかけてみます。
すると、どうやら待ち合わせと逆の駅口に来てしまったようです(´・ω・`)
道も街もデカすぎて慣れない運転だったしな…
どうしましょう?との声に「俺がそっち行った方が早いしわかりやすいから待ってて!」とありがたきお言葉。
車外に出て足と腰を伸ばしていると、久しぶりの人影がこちらに手を振りながら近づいてきます。
まずは助手席に乗ってもらい、再会を喜びます。
彼は宮崎のスマブラコミュニティで出逢った人で、大学も同じということもあっていろいろお世話になっていました。
学年が二つ上で去年卒業されてこちらの方でお仕事をされているということで、もしタイミングが合えば会いましょうと宮崎を出発するときに連絡していたのです。
また、とても旅が好きな人で、学生時代には北海道と沖縄を除く全国を制覇していたという強者でもあり、今回のぼくの旅でオススメをちょこちょこ教えてくれていた方でもあります。
名古屋駅周辺を案内してくれてたあと、国道1号線を通って東へ走ります。
道中、助手席の彼にこれまでの旅の概略を話します。
要所だけ話したつもりだけど軽く1時間は話してました笑
旅の思い出の合間には、車窓から見える愛知の名所をガイドしてくれます。
三種の神器のひとつ「草薙剣」が祀られている「熱田神宮」や、徳川家康の生誕地「三河」の「岡崎城」など、歴史的な名所が数多くあります。
ここらも行ってみたかったのですが、来る機会が多そうな名古屋近くなので今回はパスしていきます。
そして、愛知名物の「味噌カツ」の岡崎市の名店にやってきました。
しかし、ラストオーダーが13時半の看板が目に入り、数分遅れただけなのにと二人愚痴ります笑。
仕方ないのでさらに1時間ほど東へ運転し、静岡県との県境の街の和食店「武蔵 総本店」に向かいます。
ここの「鉄板焼き味噌カツ定食」を頼み、先出のキャベツや漬物をつまみながら、今度は相手の旅の話や働き出しての話を聞きます。
学生の頃はほんとうにいろいろな場所に行って旅を楽しんでいたようで、旅のよさや各地の行ってよかったところをアツく語ってくれます。
しかし、社会人になってからは時間がとれないのでなかなか旅に出れないと嘆いていました。
そんな中でも、「今休学して旅に出たのは大正解だよ!」と今の立場から説得力のある言葉をかけてくれて嬉しいです!
ちょうど話に区切りができたころに、お盆が台車で運ばれてき、最後の仕上げをされて目の前に置かれます。
いただきますと手を合わせ、さっそく心地よいはじける音と芳しい香りを放つメインディッシュに箸を伸ばします。
サクサクの衣に濃厚な味噌ダレがひたひたに染みこみ、熱々の豚ロースを咀嚼すると、衣と肉とタレの三位一体のうまさが舌を刺激します。
すかさず大根の葉を混ぜて炊きこんだこの辺りの名物「菜飯」をかきこみ、汗をぬぐいながら嚥下します。
これは最高ですね!!
菜飯の素朴で飾らない優しい味とふんわり青い匂いが、味噌カツのパンチのきいた濃い味をうまく調節してくれ、がんがん箸が進みます!!
あっという間に完食し、腹をさすってゆっくりまたおしゃべりします。
漬物とお冷でさっぱりした後会計に向かい財布を出すと、先輩はそれを手で制し、「俺ができることをやるだけだ!」とおごってくれました!!
ありがとうございました!m(__)m
満足と感謝の余韻に浸り、車に乗り込み彼のご実家に向かうのでした。
競馬 スマブラ そしてさわやか
友人の誘導でご実家につき、甲斐犬とおばあさんに迎えられお邪魔します。
挨拶もそこそこに、友人が急いで電源を入れたテレビの画面を二人覗き込みます。
実はこの日この時間はG1レースの「ヴィクトリアマイル」が東京競馬場で開かれており、運転中ラジオでその様子を聞いていて、なんとか出走前にご自宅で観戦できる!と二人ウキウキしていたのです笑。
彼は生粋の競馬ファンでもあり、今回の出馬の単勝馬券をいくつか記念に買ってきていました。
ぼくも好きな「ソダシ」という白馬の馬券をプレゼントしてくれたので、固唾を呑んでレースを見守ります。
G1の誉れあるファンファーレを聞いた馬と騎手は、次々とゲートインして決戦の時を待ちます。
ソダシはゲート前で固まってしまい、大丈夫かなと心配しましたがすぐにゲートに収まって各馬出走の準備が整いました。
刹那、ゲートが開き、各馬一斉に飛び出します。
純白のアイドルは特にいいスタートを切り、若干抑えて先頭集団の好位置につけ、逃げる馬を追走します。
「ソダシの脚質は『先行』。適正はバッチリだ!」と左の友人。
特に大きな動きはないまま順調に先頭集団を走り、第4コーナーを曲がり切って最終直線に差し掛かります!
駆けるソダシは3番手、まだまだ抑えて200mを通過するその時。
2番手の馬を追い抜くともに吉田隼人ジョッキーの鞭がしなります!
すると、目に見えて走り方が変わってぐんと加速し、本気のスピードで先頭の馬をあっというまに捉え、抜き去りました!!
吹きすさぶ吹雪のごとくたてがみと尻尾を風になびかせ、純白のしなる馬体にはその美しさとは対照的に立派な筋骨がダイナミックに躍動する。
黒や茶の馬群から飛び出した唯の白亜は、もはや一陣の疾風と化してターフを吹き抜ける。
そして、後続を突き放しての余裕のゴールイン!!
復活戦の4番人気、5番のソダシ。
純白のアイドルは1着を勝ち取り、並み居る女傑を切り伏せて女王の座へ返り咲きました!!
まさかのソダシ圧勝で、たまたまもらった馬券が当たるとは…笑
最高に運がいいです!!
この馬券は旅のお守りとして大切にとっておこう。
岐阜(?)の名物でお茶をいただいた後、競馬の興奮冷めやらぬなか、さっそくこちらも戦に赴きます。
2人でスマブラ対戦し、久しぶりのオフです。
1か月前ほどに大分でやったっきりでしたが、意外と思うように動けて楽しかったです!
最後に魂の3本先取を行い、2-2まで持ち込みましたが、一瞬の油断で負けてしまいました笑
でも、最高に楽しいスマブラでした!対戦ありがとうございました!
その後、静岡県浜松市まで車に乗せてもらい、県内にしかないハンバーグ店「さわやか」で店頭予約します。
20時すぎだというのに40分待ちとのことだったので、浜松市内をぐるっと話しながらドライブして、21時前に戻ってきて席につきました。
そして、友人オススメの「げんこつハンバーグ」を注文して約10分後。
ジュウジュウと迸る肉汁の焼ける音を響かせながら「肉のげんこつ」が運ばれてきました。
店員さんが真っ二つに切り分けて断面を鉄板に押し付けるのを、油除けの敷き紙を引き寄せながらじっくり見守ります。
さて、「げんこつ」の儀式は終わってハンバーグを食べる手筈は整い、ナイフとフォークを手にいざ参る!
ナイフを入れると、外側はまるで一枚肉のような弾力があり、その層を抜けるとスッと刃が通ります。
粗びきでレアの、肉汁滴る肉塊をフォークで貫き、口へ運んで咀嚼します。
んんん~~~うううままあああああっっいいいいいいいいいいいっっっ!!!ww!!??www??!w!!!!
失礼。
忘れられぬあの美味しさを、その究極のハンバーグの感想を表現するにはどうすればいいかと考えた結果、こんなことになったのをお許しください笑。
でも、実際こんな感じで一口ごとにうまい!うまい!と口に出してしまい、向かいの友人も笑っていました。
うまい!だけでなく、マジで!?とかどうなってんだ!?とも何度も口にし、このごつい肉塊の作り方が気になるところです。
しかし、ここではもはや語るまい。
一口食べればハンバーグの価値観がひっくり返る、さわやかの「げんこつハンバーグ」。
これを食べに静岡に行くのもアリやな!ってぐらいうまいと、ぼくは強く思います。
是非皆さんの「五感」で実際に楽しんでくださいね。
そして、この最高の店を紹介してくれ、さらにまたまたごちそうしてくれた友人に最上の感謝を申し上げました。
ありがとうございました!!
店を出るころ22時前にも人が並んでいましたが、今となってはここまで並んででも食べたいという気持ちに全くの同感です笑。
そこから愛知まで戻り、友人と固い握手を交わします。
もう23時ごろで、明日は普通にお仕事だというのに半日中付き合ってくれ、しかもランチもディナーもご馳走してくれました。
会話や競馬観戦、スマブラも最高に楽しかったです!
ありがとうございました!!
そうして別れをつげ、真っ暗になった空の下、自分の実家(快活CLUB)へと帰っていくのでした。
ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m
5/15(日)分は以上となります。
もう14時前でせめて今日のうちに静岡に入るぐらいはしておきたいので、昨日5/16(月)と今日の記事はまとめて書くことにします。
それでまたノシ
- 167㎞、4時間55分
- 2000円