つもりんの日本一周珍道中

休学院生のワクワクドキドキ日本一周物語

26日目~吉野川沿いの爽快ドライブ!そしてただいま、丸亀市よ!

どうも、つもりんです!

18時半過ぎ、今は丸亀市のゲストハウス「Tonbii」にて、藍染の作品に囲まれながら作業をしています。

そう、10日前ぐらいに泊まっていたこの地に舞い戻ってきました!(笑)。関西に渡る前にもう一度丸亀市のみんなに会いたかったのです。

そのため今日は、徳島市から県内を吉野川沿いに横にまっすぐドライブした後、山を越えてこちらまでやってきました。

その道中についてこれから書き記そうと思います。

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

四国一の大河沿いを駆け抜ける

徳島市の快活CLUBを出たのが11時ごろ。朝と昼食をここの食パン2枚で済ませ、丸亀市まで最も近い吉野川沿いのルートを確認してみます。

吉野川と言えば四国一の大河川で、その流域沿いに細長い扇状に平地が広がっている地形が面白いなと思っていました(グーグルマップを開いてみるとわかりやすいですよ~)。

その地形を実際に目で見て確かめたかったし、これほど大きい河川の流域には何か面白そうな名所があるはずだと思い、このルートを進むことに決めました。

まず最初に徳島市付近の河口域に移動し、吉野川大橋を渡って川沿いに運転していきます。今渡っているこの橋は、おそらく昨夜に眉山から見ていた夜景の一部なのでは?

そのように夜景を思い出し、その時みたこのあたりを走ってるんだと確認しながら運転していきます。

吉野川の河口付近から上流側を写したもの。
広大な川幅に圧倒される。昨夜上った眉山は左手に見える。

 

河川敷にはしっかりとした道路が整備されており、快適なドライブを楽しめました。

川沿いを32㎞ほど、時間にして1時間弱ほど運転していきます。

途中ガソリンが減ってきたのでレギュラー159円/Lの激安スタンドで給油します。高知県では1L170円後半が基本でめちゃくちゃ高ェなと思っていたけど、徳島県に入ってからは160円台がザラになってきて、ここは天国かと錯覚します(笑)。

満タン近く給油してさらに進み、一旦コンビニに停めて付近を歩いて見ます。

吉野川には日本最大級の大きさとされる中州「善入寺島」があり、橋を渡った時にここがそれなのではないかと車窓から見えていたので、マップを確認して向かってみます。

河口から35㎞ほど上流の吉野川
左(南側)の四国山地と右(北側)の讃岐山脈に囲まれるように流れている。

車で通ってきた橋を歩いて渡り、この辺りの地形を確認します。

西側を見てみると、四国山地讃岐山脈がぶつかる間から吉野川が流れてきているように見えます。グーグルマップで見たのと同じ感じで、それが立体的に見れて迫力があります。

日本一の大きさとされる中州「善入寺島」。もはや中州のレベルではないのでは?(笑)

その端から東側を見てみると、広大な農作地が広がっています。マップと照らし合わせてみると、どうやらこれが善入寺島らしいです。

あまりにもスケールが大きすぎて、中州には見えませんね(笑)。実際に足を踏み入れたわけではないのですが、一目見ただけでとんでもなくデカいなと圧倒されます。

藍に染まるうだつの町並み

吉野川沿いをさらに上って行くと、道の駅の看板を見つけたので駐車場に入ります。

ここは「道の駅 藍ランドうだつ」で、どうやら徳島県の伝統工芸品の藍染をアピールしている場所のようです。

Facebookの投稿風にデザインされた看板から町並みの入り口を撮る。

ユニークな写真を撮った後、道の駅施設や街並み保存地区「うだつの町並み」を歩いていきます。

道の駅には、藍染の衣服や装飾品はもちろん、「藍を食べる」と題して藍の粉末を練りこんだお菓子類も置いてあります。気になるのでお土産もかねて買っていきます。

藍をいろいろな形で活用していて目からウロコだ。

ここから少し北に歩くと、うだつの町並みのメインストリートに入ります。

江戸時代から明治時代までの街並みがそのまま保存されており、歴史と伝統を感じさせます。そういった古い家屋の中には藍染工房もあって、作品の販売や藍染の体験を事業としているみたいです。

あとで聞いた話なのですが、今いる丸亀のゲストハウス店主さんもここで一時藍染の修行していたとのことでした。意外な形で繋がりが見えて面白いです!

うだつの町並みを歩く。こういった和の風景はどこか落ち着く。

このあと讃岐山脈を越えて香川県に再突入し、丸亀市のゲストハウスに行って不動産屋さんで夜遅くまで飲み明かします!(笑)。

前回丸亀市で会った馬場商事や龍神うどんのみんな、フットサルメンバーに飲み仲間、さらに香川訪問中の人や日本一周中の旅人までいて楽しい飲み会になりました!

前回あまり話せなかった人たちともたくさん話せたし、新キャラの面々ともいろいろ半せて良かったです!特に日本一周中の旅人と会うのは今回が初だったのですごく嬉しかったです!

写真をもらうまえに解散しちゃったので、この時の様子はTwitterInstagramに投稿しようと思います(笑)。

そんなこんなで5/2(月)分は以上となります。

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

冒頭で書いた通り夕方ごろブログを書いてて、途中で飲みに参加して帰ってきて2時ごろから再開して、現在2時半にようやっと書き終わりました。

寝る前に終わらせてえらい!!!!!

明日も丸亀市に泊まると思いますので、関西に渡るのは明後日になるかと思います。

それではまたノシ

  1. 102㎞、2時間55分
  2. 7500円

25日~室戸岬制覇!そして徳島突入!

どうも、つもりんです!

23時ごろ、徳島市内の快活CLUBにてキーボードを叩いております。

冒頭の写真のような夜景に見とれていたら遅くなったので、これから埋め合わせをしていきます。

今日は高知県室戸岬を出発し、ついに四国最終県の徳島県徳島市に突入しました!

今回もよろしくお願いしますm(__)m

高知の右端、室戸岬を攻める

今日は道の駅 キラメッセ室戸で8時半ごろに目を覚ましました。トイレ行ったり車を整理したりしていると、地元の生産者の方々が商品を抱えてぞくぞくと物産館に運び入れてます。

昨日は朝に食パン2枚、夜にソイジョイ1本を食べただけだったので朝から空腹です。道の駅でいい感じの朝ごはんを探しましょう!

店内に入ってまず目につくのは、収穫される時期が早くないかと思わせるたくさんのビワたち。この辺りは暖かい気候のためにビワの早期収穫ができ、日本一早く食べられるビワとして有名らしいです。なるほど、確かに道の駅の向かいの斜面には、ビワと思わしき樹木に白い袋がいくつも被せられているわけです。

ビワは大好きだから残念だ~。1個売りとかあったらいいのに。

買いたいなと思って値段を見ると、最低でも500円/10個ぐらいだったので諦めました。高いし、そんなにたくさんは食べないからね。

次に探すのはお総菜コーナー。ここにはちょうどいいものが売っていたので、速攻で購入して朝食の準備をします。

鯛寿司、鶏の唐揚げともに各¥260。お手頃でうれしい。

購入したのは鯛寿司と鶏の唐揚げを1パックずつ。

それに愛媛で買った甘夏を切り、お湯を沸かしてスープとお茶まで用意してごきげんな朝食です!(笑)。

海を見ながらうまいお惣菜を食べ、温かい飲み物を飲んで心身ともに満たされます。

酢でしめられた身にゆずの風味が加わって爽やかで味わい深い。これが260円は買いです。

腹ごしらえをしたらまずは室戸岬の先端部に向かいます。

20分ほどで周辺の駐車場に着き、歩いて先端部に向かってみます。亜熱帯の植物とゴツゴツ隆起した岩がワイルドさを演出してて歩くのが楽しい!

地形や景観としては面白いのだが、「岬」感があまりない気がする。

しかし、先端の方へ行けるだけ行こうとしても荒磯のような地形に阻まれました。

ここ室戸岬は、どうやら普通の岬のように高さがあって断崖があるわけではなく、単に低い磯になって海と接しているようです。

この地形が予想外で驚いたし、岬らしい景色がここでは見れません。

そこで、後ろの山にそびえる室戸岬灯台の方へ上ってみます!

浜の方へ向かうときに通り過ぎていたこの道を行く。

連続するヘアピンカーブの室戸スカイラインを上って行き、駐車場に車を置きます。ここから坂を歩いていくと、鈍い鐘の音が聞こえてきたり仏像がいくつも並んでいたりします。

どうやらここは、お遍路さんで有名な四国霊場八十八か所巡りの第24番礼所 最御崎寺というところみたいです。看板には室戸岬灯台の案内もあるので、それに従って林道を進みます。

元の道が工事中らしく、人ひとりがやっと通れる幅の林道が迂回路になっている。

帰ってくる人たちと道を譲りあいながら進んでいくと、目の前が開けてきます。

対岸などは全く見えないため、より広く見える海原と大空に圧倒されます。

ここから日の出を見たらどんなに絶景なんだろう。
この灯台の反射鏡の大きさは日本一らしい。

迫力のある大パノラマを楽しみ、室戸岬を後にするのでした。

廃校の水族館へ「登校」だ!

峠道を下りて海岸線を行くこと15分ほど。寄りたい候補地にいったん車を停めます。

GWということで家族連れやツーリングのライダーたちでにぎわう。

ここは「むろと廃校水族館」。その名の通り、廃校になった校舎を水族館に改造した施設です。

入館料をみて600円だったので、これならおkとさっそく入っていきます。

ウツボ好きにはたまらない、仲良くてかわいい姿を見れる。

学校特有の机椅子に水槽が置いてあったり、理科の実験室をそのまま展示室にしてあったりと、廃校ならではの展示方法がユニークで面白い。

極めつけは屋外水槽と題した25mプールでの展示。

ここで泳ぐと楽しいだろうな~(笑)

まんま25mプールにウミガメや小型サメ、ブリやタイなどが泳ぎ回り、見ていてなかなか飽きないです。

特にブリなどの魚は、水族館の水槽で横から見ることはよくあっても、上から見下ろす形で観察できるのは展示の仕方としては珍しいのかなと思います。

廃校という扱いづらいであろう場所を、斬新でユニークな方法でとても面白い水族館に生まれ変わらせた職員の皆さんに脱帽でした!

高知県東端から徳島市までのドライブ日誌

さて、むろと廃校水族館を出た僕は、これから徳島市のラーメン屋まで約2時間半ものドライブをすることになりました。まあ、長いといってもいくつか立ち寄って休憩がてら店を覗いたりはしたのですけどね…(笑)。

というわけで、寄り道先をざっと紹介しますね。

まず最初に寄ったのは、高知県最後の町東洋緒にある「海の駅 東洋町」です。

ここはキャンプ場とビーチが併設されており、ナンバープレートからして割と遠くからもやってきたサーファーたちがサーフィンやキャンプを楽しんでいます。物産館にはやはり豊富な水産物が並んでいます。

ですが、それ以上にぼくの目を引いたのはこの乗り物です。

この「DMV」が実用的に街を走りだしたのはここ東洋町が初らしい。

DMV(デュアル・モード・ビーグル)とは、一般道と鉄道の線路上の両方を走れるように作られたバスのことです。この辺りの鉄道の便数が少ないことから、せっかくある線路を活かして交通の便を良くしようと導入されたらしいです。

これを東洋町では観光材料としても大いに活用してて、観光客がこぞって写真を撮ります。また、線路沿いに撮影スポットが用意されている箇所がいくつかあるため、ここで待っておけばDMVのその姿を写真にとれるようになっています。

今回はみるだけでしたが、いつか実際に乗ってみたいものですね。

線路を行くDMV。変形シーンも見てみたいところだ!(笑)

この後、徳島県に入り、日和佐城が見える「道の駅 日和佐」で休憩した後、そのまま1時間半ほど運転してラーメン屋まで向かいました。

徳島ラーメンを初めて食らう

18時前、長いドライブの末ようやくついたのが、ここ「ラーメン東大 大道本店」です。

専用駐車場が狭くて台数も少なくて停めにくかった…(´・ω・`) 早めに来て正解だ。

ここは徳島ラーメン専門店で、徳島出身者の友達にオススメされた一軒です。

夕食にはまだ早い時間ということで、店に入ったときはお客さんはぼくひとりだけ。せっかくなので食券を渡したあとは店内を観察してみます。

「徳島ラーメン」というのは、豚骨からとったダシにしょうゆベースの味付けをしたスープと、甘辛く煮た豚バラスライス肉をトッピングすることが特徴のラーメンです。

これに生卵を絡めて、すき焼き風にも食べるような独特の食べ方があります。ちなみに、生卵を無料で提供しだしたのはこのお店が元祖らしいです(笑)。

徳島ラーメンについて勉強したところで、頼んでいたラーメンが運ばれてきました。

徳島ラーメン  ¥650。ライスは無料でおかわりも自由!

さっそくスープから行ってみます。思っていたより豚骨の味が強く、こってりとしています。これは醬油ラーメンというよりも豚骨ラーメンに分類した方がいいのかも(笑)

トッピングの肉も併せてご飯が進みます!

生卵を絡めるとクリーミーさが足されてまた別の美味しさ。

解説通りにすき焼き風でも食べてみましたが、こちらもうまい!

生卵に甘辛い肉と、ご飯が進む組み合わせだったのでおかわりまでして大変満足しました。ごちそうさまでした!

眉山から見下ろす徳島市の夜景

お客さんで一杯になってきたラーメン屋を出たのが18時過ぎ。ネカフェに行くのはまだ早いのでコンビニの駐車場で時間を潰せそうな場所を探します。

すると、目の前の小高い「眉山」は車で上れるらしく、しかも夜景がきれいとの情報が。早速ナビを設定して向かいます。

連続する急カーブを切り抜け、眉山の駐車場に到着しました。ここからは徒歩で階段を上って行きます。

薄暗い中を上りきると、ロープウェー乗り場周辺の光や、その下に広がる美しい夜景に息を飲みました。

徳島市中心部の夜景。遠くにはうっすらと和歌山県の街明かりが見える。

今回の旅において夜景を見るのが初めてということもあって、とても印象に残りました。

風がそれなりに吹いていて寒かったのであまり長くはいれませんでしたが、それがなかったらずっと見ていたくなるような美しさでした。

もしも飛べるのなら、この夜空に翔けてみたいと空想します(笑)。

ロープウェー乗り場の階段や隣接する「マチ☆アソビCAFE眉山」には、8月開催の阿波踊り祭りとアニメ作品のコラボポスターがいくつも飾られていました。

徳島にアニメ制作会社のスタジオがあったり、徳島の街をモデルにしたアニメがあったりと、意外とアニメの聖地だったりするみたいです。

好きなアニメ「Fate」シリーズのキャラクターも阿波踊りしててなんだかシュールだ(笑)

8月の阿波踊り祭りにはこれそうにないですが、ものすごく盛り上がりそうなのでいつか来てみようと思います!

この後また夜景をじっくりと目に焼き付けて、夜風にふかれて凍えながら車に戻り、快活CLUBまで向かうのでした。

 

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

今日5/1㈰分は以上です。といってももう2時前ですが…(笑)

そろそろ寝て、今朝はできるだけ早めに行動できればと思います。

それではまたノシ

  1. 149㎞、4時間43分
  2. 2570円

24日目~初めての競馬観戦!

どうも、つもりんです!

21時半ごろ、道の駅 キラメッセ室戸の車内よりお届けしています。スマホのデザリングって便利ですね~。通信料ヤバそうですが…(笑)

ファミレスで書くことも考えたのですが、この辺りにはファミレスはおろか、一番近いコンビニも4㎞も先にしかありません(笑)

そもそもこの辺り、高知の東端室戸岬周辺は大きい道路が国道55号の一本しか通っておらず、20㎞ほど先に国道493号があるという、なかなか辺境の地です。

津波来たら山に登るしかねぇ!って感じです(笑)。

さて、今回の旅路に関してですが、初動が遅すぎたのもあってタイトル通り競馬観戦したぐらいになってしまいました。

あんまり旅っぽくないかもしれませんが、今回もよろしくお願いしますm(__)m

競馬の前に高知駅

今日高知市の快活CLUBを出たのが16時ごろ。大遅刻も大遅刻です!さすがに寝すぎた!

本来午前中には高知競馬場に行く予定でしたが、そこにつくのは17時ごろになりそうです。しかし、今日やっているレースは16時出走でそのあとも何走か行われるらしい。

当初、競馬場だけ見学して次に向かおうかと考えていたので、これはもうレースもみちゃおうと前向きに考えます。

さっそく高知競馬場へと向かいます。と、その前に高知駅へ迂回してしっかりと写真に収めます。

JR高知駅の南口。その前にはとさでん交通路面電車駅がある。

南口側からみて左手には、高知を代表する三人の偉人たちの像が西日に照らされています。凛々しくて勇ましい。

左から、武市半平太坂本龍馬中岡慎太郎の像。

写真を撮るだけ撮ってせわしなく車を出します。

ここから30分ほど運転し、高知競馬場に到着しました。

愛された無勝の名馬が駆けた地

四国唯一の競馬場でもある「高知競馬場」。

ここ高知競馬場は、全国に15か所ある地方競馬場のひとつ。地方競馬場っていうのはその名の通り、地方の競馬組合や自治体が経営する競馬場です。

地方があるならその対になるのは中央競馬場で、こちらは実質国が経営している競馬場です。ちなみに北九州市にいるときに訪れた小倉競馬場中央競馬場になります。

もちろん、というと少々表現が悪いのかもしれませんが、中央と地方ではそもそも規模が異なります。中央の方が強い馬が出走して盛り上がりますし、G1といった最高グレードのレースもほとんどこちらで行われます。いつか、G1の大迫力のレースを生で観戦することがぼくの一つの目標でもあります。

じゃあなんで地方競馬場のここに来たかというと、そもそも競馬場で生の競馬を見たことがなかったし、1頭のある名馬が走り続けた地でもあるからです。

その馬の名は「ハルウララ」。現役113戦0勝という戦績で、現役中一度も一位を取れなかったといいます。競走馬としては致命的だったけど、小さいながらもひたむきに走る姿や何度負けても走り続ける姿が人々に勇気を与えたため、違う意味での「名馬」として愛されていました。

長くなるのでここらにしますが、そのハルウララが現役時代を走りぬいた競馬場をこの目で見てみたいなと思っていました。

うきうきで上の写真のゲートを通って場内に入ります。なぜか無料で入れてラッキーです(笑)。

さっそくギャラリーの方へ行くと、ちょうどファンファーレとともに出走準備が始まり、馬と騎手がゲートに入っていくの行くのが見えます。

ゲートが開く前に手ごろな位置を見つけて出走を見守ります。

ゲートに収まる人馬。出走の合図をじっと待つ。

ゲートが開くと同時にドドドと猛る蹄鉄の音と軽い地響きがスタンドまで伝わってきて、めちゃくちゃ興奮します!!これが生の競馬か!!テレビでみるのとじゃ格が違ェ!!

気持ちの高揚も束の間、馬群はあっという間に目の前を駆け抜け、向こう正面→最終コーナーと回ってきます。

最終コーナー曲がって最後の直線に入ったところ。
うまく撮れなかったが躍動感は十分かな?(笑)

ラストの直線で逃げ切ろうと必死に粘る先頭。それに負けじと追いすがる2番手、3番手。怒涛の追い込みを仕掛ける後方手。

その雄姿に感動します。

出走表とか見ていなかったのでどの馬が勝ったのかわかりませんでしたが、とてもアツいレースでした!

そのように感動に震えていると、何やら観客たちがスタンドの裏にぞろぞろと向かっています。

何事かと後をついていくと、楕円形の広場が見えてきます。奥の方からは次のレースに出走する馬たちがひかれてきて広場をぐるぐると回ります。

合図もなしに各馬ピッタリ止まった。この後ジョッキーたちが馬の元へ駆け寄る。

そう、ここはパドックと呼ばれる場所で、ゆっくり何周か回り歩く馬たちを見ることができます。なぜこんな場所があるかというと、各馬の歩き方や振舞い方、けづやの良さなどから調子を見極め、馬券を賭けるのに最適な馬を選ぶためです。

もちろん、レースの結果はパドックの様子だけじゃわからないと思います。

ですが、素人目に見ても「なんかこの馬気合入ってるみたいだから勝つんじゃないか?」と思った馬が、実際に1位を取っていてすごかったです!

ゴール手前で追い上げて先頭でゴールに入っていったのを見て感動しましたし、何より自分の予想が当たって嬉しかったです。あ、もちろん馬券は買っていませんよ!(笑)。

と、まあ素人なりにもパドック情報はかなり重要だなと思いました。

たくましくてしなやかな身体つき。名前を憶えてなくて残念だ。

2回目のレースが終わってから、例のハルウララについて何か展示物はないですかとインフォメーションのお姉さんに聞くと、3階にハルウララの模型があるとのこと。

エレベーターに乗って行ってみると、おおよそハルウララには見えない馬の模型があります。ハルウララの現役時代がもう20年近く前の話なので、以前あったという展示物はもう片付けられたのかもしれません。

これはハルウララじゃないでしょう!(笑)

ハルウララについて、何か展示がないかと来ていたので残念です。

しかたないので次のレースまで観戦してきます。

人馬一体となって1位を目指すその姿はカッコよくて憧れる。

走るのが思ったより速くて、相変わらずうまく撮れませんでしたが、しっかりとこの目で楽しむことができて満足です!

帰り際に夕暮れに赤く染まるターフを見つめ、無勝のハルウララが駆け抜けたことにしみじみと想いを馳せます。

全く勝てなかろうがあきらめずに走りぬき、113戦も出走して故障なしで現役を引退したハルウララ。その生きざまには僕も勇気づけられました。

まだ千葉県の牧場でご存命とのことなので、機会があったら今回の旅中に合いに行こうと思います。

競馬はやはりドラマチックだと新ためて感じながら高知競馬場を後にするのでした。

 

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

短いですが、今日4/30㈯分は以上です!

高知競馬場を出てからは薄暗い中を2時間ほどドライブしてきただけなので、書くことも写真もないです!

車内でパソコン作業をして窮屈でしたが、今日中に終わってよかった。

じゃあ、また明日お会いしましょう。

それではまたノシ

  1. 83㎞、2時間17分
  2. 3400円(快活CLUB料金だけ!(笑))

23日目~土佐湾巡って高知市へ

どうも、つもりんです!

今は22時ごろ、高知市の快活CLUBよりお届けしています。先ほどお酒を飲んだので心地よくて寝てしまいそうです(笑)。

寝落ちする前に、今日4/29(金)に旅した高知県土佐湾道中を記録していこうと思います。

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

もはや豪雨の足摺岬

道の駅 めじかの里・土佐清水で目が覚めたのは7時半ごろ。ルーフを打ち付けるざあざあという音に叩き起こされます。

なぜがびしょ濡れのカーテンをめくって外を見てみるとまさかの大雨!バケツをひっくり返したような大雨で駐車場が水たまりと化しています。カーテンは車のドアに挟んで取り付けるタイプだったので、車外にはみ出した部分で水を浴びて車内にまでしずくを垂らしています。

外で活動するには厳しすぎる大雨が容赦なく降り続く。

雨が降ることは前日に調べてはいたけど、カーテンについては完全にやらかした!

少しでも車内が濡れるのを防ぐためにカーテンを回収しますが、まるで雑巾絞りができるほどに水が染みています。

乾かすのも無理だったので一旦ビニールに入れておき、エアーベッドや寝袋をたたんで車内を整理します。

車外で身体を伸ばしながら作業したいところですがこの大雨の中ではそれも叶わず、運転できる状態になるころにはもはや滝のような豪雨の域まで達していました。

腹も減ってきたので昨日買った「絶タイ勝弁当」を食べて雨が弱まるのを待ちます。ちょっとしんどかった気持ちも、腹が満たされることで幾分かマシになってきます。

食べ終わるころには雨も少しだけ弱まったので、トイレで顔を洗って用を足し、開店していた道の駅を見学します。

ここ道の駅 めじかの里・土佐清水はその名の通り「めじか」と呼ばれるソウダガツオ類(カツオの親戚のような魚。日本にはヒラソウダとマルソウダの2種がいる)をウリにしているらしく、それらの加工品が多く店においてあります。ここでは「姫かつお」とも呼ばれているようです。

この「めじか」は足が早く(傷んだり腐りやすいこと)、産地に近いところでしか生食できません(ちなみに刺身やタタキはめちゃくちゃうまいです(笑))。そのことからよく「宗田節」と呼ばれる節類に加工されて流通している、ということはよく知っていました。

「めじか」ことソウダガツオの加工品。出汁材として名高い「宗田節」も並ぶ。

ですが、ここに売っている加工品は宗田節だけではなくて、燻製や缶詰なども売っています。今まで見たことがなかったので勉強になります!

朝からいい刺激を受けて次の目的地を決めます。

四国最南端の「足摺岬」は行っておきたかったのですが、この大雨の中に行くのは危険が伴いそうなので高知市方面へとハンドルを取りました。足摺岬を見たいがために昨晩はここまで来ていたので残念ですが、これも旅の醍醐味だよと自分に言い聞かせて雨の中を駆け抜けていくのでした。

晴れ間覗いた土佐湾道中

道の駅を出て東の方、高知市に向けて運転していきます。

雨は相変わらず強く、ワイパーが素早く何度も目の前を往復します。また、カーテンを伝ってきた水分のせいでフロントガラスが曇りやすく、何度も曇り止めのスイッチを押します。

そうこうしながら50分ほど、懐かしの光景が目に留まったので車を停めます。

西の方から運転してきて見えるこの構図が懐かしい。

ここは黒潮町の「道の駅 ビオスおおがた」。ここで何をしたかはさっぱり覚えてないが、以前立ち寄ったことだけはしっかり覚えている。

観光センターでは綿から作るTシャツの展示をしてあり、物産館には高知の海と山の幸が豊富に並べられています。

12年たった今とは全く違うのかもしれないけど、昔を懐かしみ記憶を補完できました。

名産地なのかはわからないが綿からTシャツを作っているらしい。
海や山の幸の色鮮やかな缶詰があって見た目にも楽しい。

途中でガソリンを補給し、1時間後に立ち寄ったのは須崎市の「道の駅 かわうその里・すさき」。

絶滅してしまった二ホンカワウソがこの辺りに昔生息していたということで、カワウソのゆるきゃらのお土産や像などが店内にわんさかとあります。

これは道の駅の向かい側を撮ったもの。ローソンまでかわうそ尽くしだ。

二ホンカワウソに関してはいろいろ思うところがあるので見るだけにして物産館の方を見ます。

この道の駅には複数の水産会社やお土産屋がテナントとして入っているみたいで、それぞれ別の商品を取り扱っています。

その中でもぼくが飛びついたのは、豪快にカツオの藁焼きをしている「多田水産」。

ガラス張りの向こうでは、汗を流しながら轟々と勢いよく燃え盛る炎でカツオを炙り、冷水でジュっとしめている職人さんがいます。

カウンターの方では炙りたてのタタキが一本単位で豪快に置いてあり、厨房の方では職人さんが手際よくカツオをおろしています。

カツオのタタキ本場ならではの売り方が面白い。
500円で薬味たっぷりものをこの場で食べることもできる。

あまりにもおいしそうだったのでがっつり食べたかったのですが、試食品で我慢して4日間もお世話になった愛媛の先輩に冷蔵品を送ることにします。

いいやつを選んで送っておきますという店員さんの言葉に感謝し、手続きを済ませて次の目的地へと向かいます。

次に走るのは横浪半島土佐市高知市に入る手前にあるリアス式海岸の岬です。

この半島は細長く、本土の方とはほとんど平行になっていて入江が深く切れ込み、なかなか面白い地形をしています。

半島の付け根に入るころには雨も上がって日差しが覗き、美しい景色が車窓から見えます。

窓を開けて車内を乾かしながら楽しいドライブです!

入江と岬が入り組む「リアス式海岸」の構造をとる。

昔宿泊した「国民宿舎土佐」が閉館して別のホテルになっているのをまじまじと見たり、行ってみたかった寺院の入り口がよくわからなくて飛ばしたりしながら高知市の桂浜を目指します。

桂浜 渚見つめる龍馬像

横浪半島を抜けて20分ほど、坂本龍馬で有名な桂浜の方に来ました。

もうこのころにはすっかり雨雲は去り、それなりに暑い曇りの天気になります。

じんわりと汗ばみながら坂本龍馬記念館の駐車場に車を停めます。

奇抜なデザインの坂本龍馬記念館。

この施設はパスして無料で周れる名所をを歩いて目指します。

まず最初に向かったのは、突き出た岸壁に朱色の宮を構える龍王岬です。

急なうえにじめじめした石段を気を付けて下りて林を抜け、一旦桂浜の端に下り立ち、そこから岬の方へ階段を上って行きます。

狭くて急な階段を多くの観光客が上下する。

今日からGWということで観光客が多いのでゆっくり上って行きます。

そうやって上の方まで辿り着くと、鮮やかな朱色が美しい龍王宮とその下の白波打ち付ける断崖を見下ろします。

常に白波が打ち寄せているがそれもいい画になる。

日差しがなくて暗めだったけど、なかなか活き活きとしたいい景色です。

ちょっとだけ眺めて写真を撮り、人が多いので早めに譲るようにして桂浜の方へ降ります。

浜の方も波が荒い。「桂浜水族館」も見えるが今回はパス。

淡いながらも五色とも表現できるような桂浜の色とりどりな砂利を踏みしめながら、向かい側の坂本龍馬像へ向かいます。

この五色の砂利が珍しくって空のペットボトルに詰めていたっけと懐かしい記憶を思い出しながら像の前に辿り着きます。

かなり大きくて迫力のある坂本龍馬像の前まで来て写真を撮ろうとしますが、ちょうど逆光になってしまって誰を写しているのかよくわからなくなります。

仕方ないのでこの雄姿を眺めながらベンチで休憩をし、彼が活躍した明治維新の時代に想いを馳せます。

像の隣には100円で登れる期間限定の足場が組んであり、龍馬と同じ目線で写真を撮れるようですが別にいいや。

まだ逆光気味だが、しっかりとその勇ましい顔つきを収めることができた。

しばらく待ってさらに位置をずらすことで、何とか顔が確認できる写真を撮れたので龍馬に別れを述べて駐車場に戻ります。

またしても険しい石段の林を抜けて車の元へ戻るころには雲が過ぎ去って晴れており、遥か彼方にあきらめた足摺岬が見えます。

駐車場に着いたときは霞んで見えなかったのでうれしい!

こうして景勝地、桂浜を後にするのでした。

彼方の足摺岬を眺め、いつの日かこの足で行ってみようと夢をみる。

夕暮れの高知市内を追憶と共に

桂浜から40分ほど運転し、高知県の県庁所在地である高知市の市街地に入りました。中心部からやや離れた今日泊まるネカフェに車を停め、歩いて市街地の名所を周ります。

県庁や市役所などを見ながら、40分ほどゆっくり歩いてやってきたのは高知城現存天守十二城の一角で、さらに天守と本丸御殿が両方現存している唯一の城らしいです。

正面入り口の立派な追手門。

追手門から中へ入り、城内を歩いて石段をいくつか上り、少し息を切らしながら天守前まで上がってきます。これは確かに今まで訪れたどの城よりも規模が大きい!!敷地は広く、石垣も大きくてまさに「城!」といった出で立ちに圧倒されます。

天守閣の姿や本丸から見渡せる高知市の街並みなどもいい景色です。

こんなに立派な形で後世に遺してあって素晴らしい。

実はここも昔来ていたのですがほとんど覚えていませんでした。

今になってもう一度来てみてこの城について勉強することで、実は日本でも珍しくて素晴らしい場所だったんだとしっかりと印象に残りました。

この城を下りて次に向かうのは「はりまや橋」。

商店街やアーケード街を抜けて歩くこと15分。その、なんともかわいらしい小さな朱い橋が街中に現れました。

あまりにも小さい朱塗りの橋が街中の公園の水路にかかる。

「やっぱり小さくてちゃっちいな」と、以前来たときとほとんど同じような感想を漏らました…(笑) しかも、後になってレプリカだと知って少しがっかりです…(笑)

でも、いい景色だと思うし、また来ることができてよかったです!

このように思い出巡りをした後、今晩の食事にありつこうと商店街をぶらりと歩いていくのでした。

ひろめ市場 そこは高知の酒とうまいものが集まるところ

大通りで路面電車とさでん交通」を見た後、商店街の方を10分ほど歩き、お目当ての店に辿り着きます。といっても、ここはひとつのお店ではないのですが。

中から屋台の明かりや人々の笑う声が聞こえてくる。

やってきたのはいくつもの飲み屋や屋台が集まる高知市市街地の名所「ひろめ市場」。四国出身の友達におススメされていて気になっていたので、今夜はここで一杯やっていこうと思います!

いざ、市場内に入ってみるとGWということもあってたくさんの人、人、人!たくさんの屋台があって非常に活気づいています。

中心部にある、屋台が集まるいわば「酒飲みのフードコート」みたいな区画はすでに全席埋っていて、各々高知の酒とうまいものを楽しんでいます。

これは誤算だったなと思いながらどこか座れそうな店を探します。

多くの店の看板に「カツオ」「くじら」「ウツボ」「軍鶏」といった文字がよくかかれており、いかにも高知のうまいものがあります!と強烈にアピールしてきます。

腹を減らしながら中心部から外れた通路を歩き、ようやっと空いている店を見つけました。店名は「ひろめ屋」。その名の安定感や、何よりもちらと見えたおいしそうな料理に惹かれて入店します。

「ひろめ屋」前の通路。屋内商店街という感じで中心には多くの店がひしめき合っていた。

さっそくカツオタタキ食べ比べと、それに合わせて店員さんがオススメしてくれた高知の日本酒「土佐鶴」を頼みます。

店内のメニューを見つめて今か今かと待ちわびる気持ちをそらしていると、まさに高知といった品々が目の前に置かれます。

タタキ食べ比べ¥1500、土佐鶴一瓶¥900。こりゃ当分の間まともな飯は一日一食だな(笑)

まず最初にこの酒を注いでグイっとあおります。控えめな甘みで後味はキリっと強めの辛口です。これはうまい!そして、タタキが合うはず!

タタキは一般的なポン酢味の方から、もっさりとした山盛りの薬味ごと口に運んで、噛みしめるように咀嚼します。藁焼きの香ばしさとカツオ特有の味わい深いうまみの渾身の右ストレートとともに、薬味のするどいジャブが口の中で炸裂し、めちゃくちゃにうまいです!

まだ口内に残るカツオをすかさず酒で流し込むと、まるで生きたカツオが大海をビュンビュンと泳いでいるようだ!!つまり、最高にうまいということです!(笑)

塩の方はまずは薬味なしで一ラウンド。シンプルながらも強いうまみがアッパーカットのように突き抜けます!そして、薬味も併せて酒で流すと、もうノックアウトですよ!

宮崎の方でもカツオはよく取れるので、しばしばタタキにして食べてましたが、炙るのはガスバーナーを使ってました。藁の高火力で全体をさっと強く炙ることが、この本場のうまさの秘密なんだと思いました。

「四万十豚の角煮」800円也。ほろほろの肉にタレがよく染みる。

この後角煮も食べて大満足で店を出ます。

会計時に店員さんにこの「ひろめ市場」の成り立ちに話を聞くと、なんと20年以上も前からこの形の飲み屋街が誕生したとのこと。ここ数年の某ウイルスの影響はやはり大きいようですが、このおいしくてにぎやかな「ひろめ市場」がこれからも夜の高知で栄えていってほしいなと思います。

酒で火照った顔を夜風にさらし、ライトアップされた高知城を見上げながら夜の高知の街を行くのでした。

昼とは打って変わって妖しげな姿を山上に見た。

 

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

昨日4/29㈮分は以上となります。

昨日、というのは昨晩記事を書いている途中で結局寝落ちしてしまい、今日の昼頃から再開したからです(´・ω・`)

もう15時前と遅くなってしまいましたので、準備をしてネカフェを出ようと思います。

それではまたノシ

  1. 149㎞、3時間34分
  2. 7850円

22日目~愛媛西部、潮風とともに駆け抜ける

どうも、つもりんです!

時刻は20時過ぎ、高知県四万十市のジョイフルでPCを開いています。

今日中になんとか高知県に入るという最低目標は達成できましたが、そのために愛媛西部はほとんどドライブしただけのようなものでした。タイトルもそれを表しています(笑)。

景色はどこもよかったので、今回は主に写真がメインとなります。

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

風踊り 天を貫く 岬道

先輩の家で朝からケーキ(!)と紅茶をいただいた後、長くお世話になったことに感謝してわかれました。

ありがとうございましたm(__)m 感謝してもしきれません!

次に向かうのは四国最西端、日本でもっとも細長い岬の佐田岬です。

偶然なんですが、昨日まで雨が降っていたけど今日から晴れるみたいでラッキーです!きっと美しい景色と、旅の最初期に訪れた大分県佐賀関半島を望むことができるでしょう。

そんな期待を胸に運転すること約30分、半島を一直線に貫く道路「佐田岬メロディーライン」に入ります。

すると坂道を上って行き、周りを見渡すとほとんど山みたいな景色が広がっています。佐田岬半島についてほとんど前情報を仕入れていなかったので、こんなにも標高が高い場所だったんだと驚きです。

タイミング悪くて逆光でしか撮れなかった…(´・ω・`)

メロディーラインの入り口からさらに10分ほど。「道の駅 伊方・きらら館」が見えてきたので景色を撮影するために車を停めます。

車を降りると、日差しの暖かさとは対照的な冷風がごうごうと吹き付けています。この辺りの標高は200m近くにもなり、海も近いこともあって常に強めの風が吹いているようです。

道理でこの辺りには風力発電のプロペラがいくつも設置してあるんですね~。

山口方面を撮ったもの。絶景ではあるが、山口の島が見えなかったのはちょっぴり残念。

尾根のところどころに白い翼が回転している。

風に凍えながら(今の時期にしてはかなり寒い)道の駅屋上の展望台で写真を撮って道の駅内部を見て回ります。

2階にはバーチャルアクアリウム、1階には本物のアクアリウムがあって魚好きにはたまりません!

バーチャルアクアリウムは中に入ると自動的に始まる。
リアルの方は水槽側面から魚に餌をやれる構造になってて面白い。

水槽の魚たちは、こちらが近づくと小窓の水面から顔を出して餌をねだるほど慣れています。

階段の壁には愛媛県が誇る柑橘類に関しての説明や豆知識があり、なかなか勉強になります。

愛媛ではこんなに多種多様な柑橘類を栽培しているみたいだ。中には宮崎ゆかりの品種も。

ここでは特に買いたいものがなかったので外に出ると、来たときは閉まってた屋台が開店しています。

何かよさげなものはないかと覗いてみると、「じゃこカツ150円」の気になるメニューが。早速頼んでみます。

揚げたてらしく、風が吹いて肌寒いところに助かる。

出てきた熱々のメンチカツのような食べ物を齧ってみると、練り物の食感にこりこりした食感を足したような感じで、なんとも形容しがたくてしかし深みのあるうまみが広がります。

「じゃこ」の名の通り、様々な魚を原料として骨もすりつぶして使っているようです。普通の練り物よりもぼくはこっちの方が断然好きです!

小腹を満たしてさらに運転していきます。

ここから30分ほど運転し、「道の駅 瀬戸農業公園」にも寄ってみます。しかし、メインとなる施設は改修工事で休館していたので景色の写真だけ撮ります。

こっちのレストラン「風車」は営業中。遠くを行くフェリーは九州行きだろうか。

ここからさらに1時間以上運転して佐田岬の先端を目指していくのですが、思いもよらぬできごとが起こるのでした。

無念!灯台望むこと叶わず

岬の道を上下して、車一台がやっと通れる道を行き、岬先端部の灯台まであと10分ほどのところまでやってきました。

すると、工事現場のおじさんと看板が行く手を阻みます。

工事の看板付近を見下ろして。

片側通行みたいだし少し待てば通れるだろうと、車を脇に寄せて待っているとおじさんが話しかけてきます。

どうやらダンプカーでの作業をしていて、一般車が通れるのは1時間中10分だけといった形で制限されているみたいです。しかも、ぼくが訪れた12時半ごろは、次の通行可能開始が14時ごろとかなり待つことになるみたいです。

つまり、待てば何とか通れるということでした。

しかし、行きを待つのもじれったいし、仮に通ったところで帰りがいつになるか全く見当がつきませんでした。

どうしようもないので、断腸の思いでパスすることにします。

今回の旅で佐田岬はしっかり制覇しておきたかったので悔しかったのですが、逆に次来る理由と目標ができたと考えればいいかなと思います!(笑)。

未来の自分に想いを託し、踵を返していくのでした。

またいつの日か、灯台まで行ってやるぞ!

岬の帰り道

灯台を今回はあきらめ、ここまで来た道を戻ります。行きとは違う景色を楽しみながら運転すること30分ほど、休憩のために観光施設に寄ります。

佐田岬はなはな」。新しい施設らしく、おしゃれなレストランやカフェがある。

13時ごろとそろそろ腹が減ってきたので、何か安いもので済ませれないかと売店に行ってみます。

すると、160円のソーセージパンを見つけたので海が見えるベンチで食します。

この辺りは標高が低いので風もちょうどよくて心地いいです。

パンには魚肉ソーセージが乗っかっている。
魚肉ソーセージはこの辺りが発祥の地らしく、元祖の名で売り出している。

食べ終わった後、日差しと海風を浴びながら軽く散歩します。

さっき通ってきた灯台へ続く岬には風力発電機が何基も設置され、速い速度で回転しています。

その逆の方角へと歩くと、大分県佐賀関へ向かう国道九四フェリー乗り場が見えます。

フェリーの航路が国道扱いされてて面白い。

フェリーにぞくぞくと乗っていく車たちを、「これに乗ったら九州まですぐに帰れるのか」としみじみと見つめます。そうしていると、そろそろ宮崎が恋しいなと若干ホームシック気味な思いも湧いてきます。

でも、日本一周の旅はまだまだこれから。行きたいところや会いたい人はたくさんある!

そういった旅に出たばかりの時の思いを今一度確認して、九州へと出向するフェリーを見送るのでした。

感慨深い思いでフェリーを見送る。

飛ばし飛ばして高知県

佐田岬半島をようやく抜けて14時半ごろ、次の目的地の宇和島市宇和島城へと向かいます。

時間も落ちてきたので、高速道路の無料区間を利用して先を急ぎます。できれば下道の海岸線をのんびり行きたかったのですが、それだと今日中に高知県に入れないので躊躇せずに高速へ乗ります。

1時間ほど運転して宇和島城周辺まで来ましたが、駐車場が見当たらない。

裏側に回り込むと駐車場も入城もお金がかかるとのこと。肩透かし!

貴重な現存天守12のひとつらしいがまた今度!

まあ、今回はパスでいいかなと門だけ撮って車に乗ります。

このまま高知県宿毛市辺りまで行っておきたいとさらに運転します。

ここから15分ほど運転すると道の駅の看板が。

ここなら寄って中見てもいいかなと車を停めます。

駐車場が広いので、もう少し遅く来ていたらここに泊まっていたかも。

ここ「道の駅 津島 やすらぎの里」は高速道路無料区間沿いにあり、大きめの施設です。残念なことに温泉やレストランはコロナの影響で長期休業中みたいですが…

売店の方には格安でおいしそうなお弁当が何種か並んでいます!

今回はこの「絶タイ勝つ弁当」を買って明日にでも食べましょう。

このボリュームで460円は買いでしょう!(笑)

この後はただのドライブを2時間半ほどして高知県に入り、宿毛市でガソリン補給だけして今のジョイフルまでやってくるのでした。

 

今日4/28㈭は以上になります。

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

このように、今日はいささか忙しない車旅となりましたが、単にドライブするだけでも楽しい一日でした!

明日は足摺岬まで行って、そこから高知市に向けてゆっくりと名所を回ろうと思います。足摺岬は初めてなのでもちろん行きたいです。高知市付近は12年前訪れていて、また改めてみて回りたいのです。

明日は雨の予報なので、少しでも晴れることを祈っています…(笑)

もう22時ということで、そろそろジョイフルを出て30分ほど運転した先の道の駅で寝ようと思います。

それではまたノシ

  1. 281㎞、6時間35分(今回の旅で一日の最長運転を更新!!)
  2. 3240円

19+20+21日目~居候中

 


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どうも、つもりんです!

今は13時ごろ、佐田岬半島の中間辺りにある観光施設「佐田岬はなはな」よりお届けしています。

佐田岬の先端まで行きたかったのですが、道路工事をしていて2時間ぐらい待たないと通れないとのことだったので、なくなく引き返してきました( ;∀;)

仕方ないので、ここでパンを買って海を見ながらランチをしていたところです。

さて、今回は19~21日目、4/25(月)~27(水)までの記録をしていきます。

といっても、この数日間はずっと先輩の家に居候させてもらっていて、ブログ書いたり次の計画をたてたりとほとんど旅っぽいことはしてませんでした( ;´・ω・`)。

そのため、本当に少しだけの文章になりますが、今回もよろしくお願いしますm(__)m

 

居候中の食事事情について書くぐらいしかないのですが、毎食のようにナチュラルチーズを食べさせてもらいました。しかも、結構高級でおいしいやつです。

というのも、先輩はチーズを作る仕事をされていて、たまに持って帰ってくるみたいなのです。

カマンベールやモッツァレラといったメジャーなチーズはもちろん、工房オリジナルのものもたべさせてもらいました!

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カマンベールは新しいものと熟成したものを食べ比べ、特に後者は濃厚にとろけます。

モッツァレラはトマトとの相性が抜群で、オリジナルチーズはワインが進みます!

この日は手作りの麻婆豆腐までごちそうになりました!

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次の日にはカマンベールのチーズフォンデュまでごちそうになり、最高に美味しかったです!

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最終日には野菜たっぷりペペロンチーノを作ってくれて、旅の野菜不足を解消できました!もちろんおいしかったです!

 

平日なので先輩は日中お仕事に出ていて、こういった食事の他は夕方に一緒に温泉に行くぐらいでした。

社会人で忙しくて疲れるだろうにも関わらず、3日も泊めてくださって本当に感謝しかありません!

また、旅についてとてもポジティブな言葉をかけてくれて勇気が出ました!

ありがとうございました!m(__)m

いつかまた会うときには恩返しができるように頑張ります!

 

居候はここまでです。

今日分からはまた旅の続きを書いていきます。

それではまたノシ

  1. 53km、2時間17分(温泉や買い物)
  2. 1000円ぐらい(ほとんど先輩が出してくれました!ほんとうにありがとうございました!m(__)m)

 

18日目~雨の松山市、寄り道何度も山の道

どうも、つもりんです!

今回は4/24(日)分の松山市から先輩の家までの旅路です。

今日に至るまでこの先輩にとてもお世話になっているので、なんとか溜めているブログを書き上げておきたいです。

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

どっちが松山市の駅?

なんか変な感じの見出しになりましたが、これは当時の自分の気持ちをそのまま使ったからです(笑)。この章が終わるころには、そうなった理由がわかるかと思います。

メタ的な話はここまでにして、話を旅の方へ戻します。

 

9時ごろ目を覚まし荷物を預けてホテルを出たぼくたちは、少し離れた駐車場へと歩きます。ホテル専用の駐車場は一晩1000円ととても高かったので、それよりも安い駐車場に車を停めていたのです。

雨が降っているのでアーケード街で雨除けしつつ歩きます。

途中、朝食にはなまるうどん(またうどんかよ!(笑))に寄って、昼ご飯用にと街のパン屋さんでパンを買います。

昔ながらの商店街のパン屋さん「サンイート松山」。焼きたてのパンが格安で並ぶ。

寄り道しながら商店街を抜けると、大きい建物が見えてきます。

何台もバスが止まるバスターミナルがあり、「これが松山駅なんだな!」と駅名がある方へと回り込みます。

すると「松山市駅」の文字が。「市」の文字に違和感を持っていると、先輩が軽く説明してくれました。

こちらの大きな駅は民営鉄道の「伊予鉄道」管轄の駅で、「松山駅」はJRが管轄していてまた別の場所にあるそうです。

大きな駅ビルや観覧車まである伊予鉄道の「松山市駅」。

民営の駅でこれほど大きいのなら、JRの「松山駅」はもっと大きいのかなと少し偏見の入った感想を述べながら駐車場に向かいます。

車に乗り込みホテルで荷物を受け取って、「松山駅」近くのスーパーに車を停めます。

特に宣言はしてなかったのですが、「県庁所在地名のJR駅に行って写真を撮る」ことを今回の旅の目標のひとつとしていたので、「松山駅」にも行っておく必要があります。

そう思いながら10分ほど歩き、見えてきた「松山駅」の姿に驚きました。

JR「松山駅」。思ってたよりかわいい大きさ。

先ほどの駅と比べて半分以下の規模で、駅ビルもないです。

そもそもJRしか走ってない宮崎県出身者のぼくですが、民鉄駅よりもJR駅の方が大きいだろうとの先入観があったので、「松山市駅」と「松山駅」を実際に見て驚きました。

おそらく、松山市に初めて来る人々も同じように「松山市の駅ってどっち?」との疑問を抱くかと思います。

そうして松山市の意外な一面を目の当たりにして、次の目的地へと向かうのでした。

街中を走るオレンジ色のバスや路面電車「坊ちゃん列車」。これらも伊予鉄の管轄だ。

魅力いっぱい!寄り道ばかりの山の道

雨降りの松山市を最低限見て回り(本当は松山城なども行きたかった)、次は大洲市の方にある先輩の家に行きます。

先輩の車に先導されながら目的地を目指します。

また、道中いくつか道の駅や物産館があるとのことで、それらにもできるだけ寄れるルートを検索してくれました。

まず最初に立ち寄ったのはここから1時間ほどの「道の駅 なかやま」。

山菜や果物など山の幸がたくさん置いてあります。

旬の時期ということで大きなタケノコも格安で売ってありますが、今回は旅のお供に梅干を買いました。

そば打ち体験などもできる「道の駅 なかやま」。

次に寄ったのは5分ほど運転した先の「なかやま栗センター」。

この辺り伊予氏中山町は栗の産地として知られ、たくさんの栗製品が並んでいます。

見学だけして次に向かいます。

おいしそうな栗製品があるが予算上今回はパス。

さらに20分ほど運転してきたのは「道の駅 内子 フレッシュパークからり」。ここは先ほどよりも大きな施設で、お土産屋や物産館、レストランや屋台があります。

他の施設よりお客さんも多い。

屋根付きの売り場には、この辺りで盛んであろう林業をいかした木工品や、今はやりのスウェーデントーチといったアウトドアグッズもあります。

店内に入ると、渓流魚アマゴの冷凍品や先輩の会社が作ってるナチュラルチーズがおいてあってなかなか面白いです。

その中でもひときわ目立ったのが、この恐ろしい瓶詰です。

駆除したスズメバチを有効活用している。なお、お値段はお高い。

スズメバチの兵や女王をハチミツ漬けにした代物です。

ビジュアルもさることながらその味も気になったのですが、最低一瓶1000円からと今回の旅では到底手が出せないです(´・ω・`)

そこで代わりになるような面白い品がないかと店内を進むと、

イボダイ類を開いたものを酢でしめ、間に甘く味付けしたおからを挟んである。

「いづみや」なる魚寿司みたいな食べ物があるではないですが!

やや値が張りますが、一食分としてカウントできそうな食べ物なのでこれはセーフ!

珍しくて面白い買い物をした後、最後に寄るのは「たいき産直市 愛たい菜」。

15分ほど走ったところにある物産館で、とにかくたくさんの柑橘類が目を引きます。

種類も多くて、何より安い!

安さと大きさを兼ね備えた「甘夏」を一袋買って先輩の家に行くのでした。

さすが柑橘大国愛媛県の物産館だ。

 

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

4/24(日)は以上となります。

全体的にボリュームが少ない記事だったかと思うかもしれませんが、これには理由があるのです。

実は編集終わりかけの記事がすべて消えてしまい、やるせない気持ちの中なんとか思い出して書き直したからです!(´;ω;`)

原因は謎で、できる限りの復旧作業も施しましたがどれもダメで、結局最初から書き直しました。

折れずにがんばった俺えらい!!!!!超えらい!!!!!!!!!

とまあ、こんな感じですのでご理解いただけますと幸いです…(笑)

 

それで次の19~21日目、4/25(月)~27(金)についてですが、先輩の家に居候させてもらってほとんどブログ編集やその他の作業をしていました。

ですので、この三日間分は一つの記事に統合し、温泉や飲み会など書けそうなことを少しだけまとめておこうと思います。

予めご了承くださいm(__)m

それではまたノシ

  1. 60㎞、2時間21分
  2. 1555円