つもりんの日本一周珍道中

休学院生のワクワクドキドキ日本一周物語

44+45日目~山梨入り!富士の麓を朝昼夕。

 

どうも、つもりんです!

今日は5/21(土)、現在15時前、山梨県の快活CLUB田富よりお届しています。

今日の天気は雨なので、ネカフェでゆっくりしているところです。

とはいえ、もうすぐ18時間を過ぎようとしているので居すぎな気がしてますが…笑

 

さて、今回は昨日5/20(金)、静岡県富士市から富士山麓を北上し、山梨県へ突入していく旅となっています。

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

 

茶畑に 望む頂 雲の峰

朝5時前、一度目が覚めたので、快活CLUBの外に出て北の方を見渡してみます。

すると、雄大な山の姿が目に飛び込んできます。

富士市の快活CLUBより。それにしても日の出早くない?(笑)

朝の霞の中に、朧げではあるが力強く、その日本最高峰は佇んでいます。

少しひんやりとした風が吹き、なんだか荒涼とした雰囲気が心地よいです。

 

その後、ブースに戻って二度寝後に(笑)ブログを書き、11時半ごろネカフェを出ます。

次の目的地に向かう前に、車を10分ほど運転してコインランドリーで三重から溜めた洗濯物を処理します。

洗濯物をたたんで車に積み込んだら、いよいよ富士市の麓の名所を周って山梨県へと向かいます!

 

まず向かうのは「大淵笹葉」。

一面の茶畑から望む富士山が美しい、絶景スポットです!

ここから15分ほど運転してその地に到着しました。

おあつらえ向きに無料駐車場があるので、車を停めて富士山が見えるところまで歩きます。

一面の茶畑はまさに「静岡県!」という感じ。
某おーいお茶で有名な企業のスタッフが撮影の打ち合わせみたいなことをしていた、

なだらかな丘に広がる茶畑は、萌黄色の絨毯のようでいい眺めです。

そして、撮影用の枠から富士山の方を見てみると…

こりゃだめだ…(´・ω・`)

富士山には雲がかかっており、裾野の稜線がかすかに見えるだけです。

ここもか~という感じで、もはや見慣れてしまった富士山のかくれんぼですね…笑

 

仕方ないのでとりあえず丘を登って近づいてみることにします。

しかし丘上の方から見上げても富士山は厚い雲に包まれ、明瞭な緑が鮮やかな茶畑とは対照的な不明瞭な姿を曝しています。

 

雲は一向にどいてくれないようだ…(´・ω・`)

 

雲の動きを見るに、山頂付近は風が吹いているようですが、雲は絶え間なく流れ込むため晴れる気配がありません。

これ以上待っても時間だけが過ぎていきそうなので、また別の場所からアプローチしてみることにします。

 

と、その前に20分ほど山道を走り、温泉「富士山 天母の湯」へやってきました。

ここからは富士を見ることはできなさそうですが、久しぶりに湯船に浸かれるので楽しみです!

入浴料は1時間410円。1時間延長でプラス200円、3時間セットは730円。

安いと思って1時間にしましたが、しっかり湯船に浸かってばっちりリラックスできました!

 

受付でタイムカード切られるので、
もしオーバーしたらばっちり延長料取られそうだな…笑

露天風呂には「薬草の湯」という、日替わりで異なる薬草の効能を楽しめる湯船がありました。

まさに抹茶色の「よもぎ湯」は香りもよくてとても心地よかったです。

駿河湾を見渡す一大パノラマと、背後の富士山より吹き下ろす涼しい風も相まって、非常によい露天風呂でした!

 

温まった身体で車に乗り込もうとすると、地元の方らしき男性に声をかけられました。

「日本一周中!!」のステッカーを見て興味を持ってくれたみたいです。

なんとこの方、歩きで日本一周中の人と数日前に会っていたと言い、その方のアカウントを教えてくれました。

その人はまだ知らなかっかったのですが、まだ富士山周辺にいるみたいなので出逢えたらうれしいです。

 

この方ともインスタ交換して先行く車を見送って次に向かうは、かの有名な「白糸ノ滝」です。

 

緑の中の白き瀑布

温泉から30分ほど、白糸ノ滝周辺までやってきました。

早速駐車場に停めようとすると、専用駐車場は500円もするみたいです(´;ω;`)

 

仕方ないので一旦スルーして少し進むと、「200円」ののぼりを立てた駐車場が!

旗を振って客引きをしているおじさんの誘導の元駐車して、車を降りて200円を渡します。

そのおじさんに順路の説明を聞き、滝の方へ降りる階段へ向かいます。

 

少し歩くと森の中へ続く階段と、その横に滝を見下ろせる展望台に着きました。

そこから撮った写真がこちら!

 

森の中に「白糸」が紡がれる。

富士山の地下深くより染み出た清水が森から流れ落ち、いくつもの滝となってごうごうと音を立てています。

ここからの光景もいいですが、下へ降りて正面から見たらさらに迫力がありそうです。

 

林の中の急な階段を駆け下りて、徐々に涼しくなる空気を感じながら滝の麓までよります。

その姿はまさに「白糸」。シンプルながらもベストなネーミングセンスに脱帽です。

流れ落ちる滝はしぶきを上げ、風圧と共にこちらに吹き寄せてひんやりと爽快に。

水際や水中、岩壁にまで緑豊かに、植物たちは静かに揺れています。

その水と緑の揺蕩う様に、吸い込まれるような感覚を覚え、ある種「静寂」に包まれたような気がします。

 

正面からは左端のひときわ大きい滝も見ることができる。
観光客の方ありがとうございました!

 

近くに建てられた石碑や看板を見ると、昔はこの滝で修行を行う人たちがいて、なるほど確かに修行に向いていそうな、そんな滝の勢いと雰囲気があります。

歩道を進んで川に架かる橋から滝を望むと、この「白糸ノ滝」がいかに広大なのかよくわかります。

下の写真のように、左奥から右手前まで幅広く滝となっていて、まるで「白いカーテン」のようです。

 

対岸の階段へと繋がる橋から。滝は「し」の字状に幅広く流れ落ちる。

 

対岸の階段を上るとお土産屋が並ぶ通りに出て、さらに進むと駐車場付近に戻ってきました。

そこで、何やら巨大な威圧感が視界に入り、そちらを向くと富士山のはっきりとした雄姿を見ることができました!

ようやくその鮮明な姿を見えて、非常に感動しました。

これからさらにいろいろな姿を見てやるぞ!とワクワクしながら車に戻ります。

 

日本三大名瀑のひとつとして数えられることもあるほど、名の知れた瀑布「白糸ノ滝」。

その迫力ある豪快な、そしてその中にどこか静けさを感じる滝音を背に聞きながら駐車場に戻り、山梨県へとハンドルを握るのでした。

 

階段を上った先の橋から。雲はほとんど過ぎ去っていてラッキー!

 

深き森 静けさ裂くは 滝の音

 

 

見上げ望むは高き峰 近くそびえる富士の山 

 

天より降りし雨雪は 永き月日を地下に這い 

 

磨かれ澄んで湧きいずる

 

 

光と風に再会し 清き輝き得たのちに

 

流れる百の滝となり 千の白糸紡ぎだす

 

 

繁る緑のその中に 白き瀑布が鳴動す

 

音としぶきはひんやりと 轟を転じて靜となす

 

 

我見つめるのは水の旅路

 

音に聞くのは命の奔流

 

 

豊かに青き富士山麓の 命育む滝の名は

 

 

 

  

    ‘‘日本三大名瀑の一角‘‘ 「白糸ノ滝」

 

 

 

本栖湖湖畔で一休み

富士に流れるこの名瀑から次に向かうのは、「本栖湖」。

富士五湖の一角、その湖です。

 

朝霧高原」を突っ切ってのどかな牧場を眺めながら爽快なドライブです。

途中、開けた場所に出て、この日一番の富士の姿を右手に見ることができました。

冒頭の写真。麓は霞み、これがまたよい演出。

駐車場で写真を撮ってしばしの休憩です。

この辺りは気温16℃ほどと、そこそこ肌寒くなってきました。

昼にいた「大淵笹葉」では25℃ほどと汗ばむぐらいの暖かさだったので、寒暖の差と標高を感じます。

 

さらに車を走らせて山梨県富士河口湖町に突入し(「河口」へのツッコミは野暮だろうか…笑)、17時半ごろ本栖湖畔駐車場に到着しました。

広大な水面が木々の間から顔をのぞかせます。

 

横には石碑があり、曰く、ここら富士五湖一帯には龍神伝説が残るという。

 

と、ここで腹がなります。

昼は抜いていたので空腹も空腹です。

湖畔を散歩する前に軽食をとりましょう!笑

先ほど、白糸ノ滝付近のお土産屋さんで買っておいた「富士宮焼きそば」を食べます。

 

おばちゃんがサービスしてくれて半額の200円!ありがとうございました!

 

静岡県富士宮市では焼きそばがアツいらしく、「富士宮焼きそば」と銘打ってソウルフードと化しているようです。

天かすと、キャベツではないような菜物野菜が入っており、甘めで香ばしいソースと絡んでなかなかに美味しい一品です。

大きな湖の畔で少し肌寒さを感じながら、景色と共に堪能する焼きそばは乙ですね~。

 

食べ終わったら散歩がてら湖の浜まで行ってみましょう。

踏みしめる浜の砂は黒くて荒く、湖岸の岩と共にそれが溶岩由来であることを示しています。

 

本栖湖湖畔にて。左の山は「竜ヶ岳」だろうか。

 

桟橋に休む遊覧船や、湖面を滑るウインドサーフィンをしばらく見つめ、車に乗って次の湖へと向かいます。

まあ、諸事情あってまたこの湖にとんぼ返りしてくることになるのですけどね…笑

 

暮れゆく精進湖での出逢い

本栖湖から10分ほど、何かと話題絶えない「青木ヶ原樹海」の表示を過ぎ、次の富士五湖のひとつが見えてきます。

この湖の名はずばり「精進湖」。

なんだか入ると清められそうな名前ですね笑。

 

湖畔をぐるっとドライブしていると、ちょうど富士山が見えてきたので駐車場にてパシャり。

いい感じの写真が撮れました!

手前の山との比較で、富士山がより高くより大きく見えて最高です!

と、この写真を撮ってある重大なミスに気づいてしまいました。

 

精進湖湖畔にて。富士の手前は「大室山」か。

 

本栖湖では富士山撮ってないじゃん!」

車ですぐなので戻ろうと思いますが、もうそろそろ陽が完全にくれて夜の帳が下りてくるでしょう。

そうなったら富士山は闇に包まれ、その姿を拝めなくなる…!

 

山が見えなくなる前に、ゆっくり急いで精進湖畔のくねる道を通って、本栖湖の富士山が見えるポイントへと向かいます。

設定したナビはUターンを指示しますが、湖をぐるっとまわったらどうせ同じ道に着くだろうと判断し、そのまま進みます。

 

精進湖の「他手合浜」辺りに差し掛かった時、浜の方に「日本一周!」とでかでかと書かれた木の板が見えます。

急いでいることも後回しにし、思わずそちらの方に車を寄せます。

それは軽トラの荷台を箱状に板で囲んだ、お手製のキャンピングカーのようです。

 

まさかこんなところで同志と出逢えるとは…!とてもうれしいです!

 

近くにいた車の主はtowaさん。

この方も車での日本一周に挑戦していて、数日前に千葉を出たばかりのようです。

一周勢ということで、三重のゲストハウス「旅人宿石垣屋」でもらった案内と寛永通宝を渡します。

その後、お互い旅についていろいろ話して、せっかくだしお互いの車も写した写真撮りたいですねとなりました。

 

そこにタイミングよく地元のおにいさんがこちらへと歩いてくるのが見えたので、引き留めて写真を撮ってもらうようにお願いしました。

2台の車を見て「これは撮るしかないですね!」と快く笑い、富士山と精進湖をバックに、最高の写真を撮ってくれました!ありがとうございました!

最後にお兄さんも交えて3人で撮って、2人に再会の約束を交わし、本栖湖へと向かうのでした。

この3人が偶然居合わせたことを祝って!ありがとうございました!

 

リベンジ本栖湖!そして夜景の甲府盆地

精進湖から10分ほど。本栖湖へと戻ってきました。

最初にきた湖岸の対岸へ向かい、お祈りをしながら車を降ります。

すると、まだ富士山は見えていて安心しました…笑

本栖湖の「浜庵キャンプ場」側から。千円札の裏側は再現できなかったけどね…笑

 

薄暗いし、霞と雲もかかっていて朧げですが、それもまたよい!

ここの撮影ポイント、実はあの「千円札」野口英世さんの裏側の「逆さ富士」の絵のモデルとなった景観なんです。

さすがにその再現はできず、逆さ富士も拝めませんでしたが、これはこれで富士山の魅力を感じれて満足です!

 

その後すっかり暗くなった山道を下り、夜景の甲府盆地を見下ろしながらドライブします。

そして20時ごろ、ラーメン屋「蘇州」に辿り着き店内へ入ります。

ちょうど快活CLUBに近く、ラーメンの画像も美味しそうだったので楽しみです!

 

味噌ラーメン¥650。「山梨ラーメン」という概念は特に存在しないみたい。

 

シャキシャキのもやしやネギをスープに浸すといい感じで、中太のちぢれ麵もよく絡みます。

れんげで一口飲んでみると、まろやかでコクのある味噌スープで最高に美味しいです!

普段豚骨ばかりというのもありますが、こんなにうまい味噌ラーメンを食べたのは初めてです!

久しぶりの味噌ラーメンに大満足して、いつもの「実家」へと帰っていくのでした。

 

そして45日目の天気は雨だったので、この「実家」でゆっくりとすごすのでした。

 

ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

結果的こうなった一昨日と昨日の記録は以上となります。

今日は天気も良くなっているみたいだし、しっかりと外に出て先に進もうと思います!

それではまたノシ

 

  1. 92㎞、2時間50分
  2. 4428円+3000円