つもりんの日本一周珍道中

休学院生のワクワクドキドキ日本一周物語

36日目~紀伊の翡雨を切り裂いて

どうも、つもりんです!

日を跨いで5/13(金)の1時ごろ、快活CLUB伊勢店よりお届けしております。

今日は紀伊半島海岸沿いをぐるっと周り、和歌山を出て三重県志摩市に泊まる予定でした。この辺りの海岸の眺めは絶景とのことだったので、ドライブするのを楽しみにしていました。

しかし、結構な強雨が一日中降り続けていたので、景色をまともに楽しむことができませんでした(´・ω・`)

しかも、立ち寄りたいのはそういった景勝地のような野外のスポットだったのでパスの連続となりました。

仕方がないので、紀伊半島の木々を濡らす雨の中、近道できる山の方を運転して一気に三重県伊勢市までやってきたというわけです。

そういった理由から今回は割と短い記事になると思います。

それでは今回もよろしくお願いしますm(__)m

水産物のメッカ、とれとれ市場

コインランドリーを13時半すぎに出発し、途中165円/Lのガソリンを満タンまで入れ、14時すぎに白浜町の「とれとれ市場」にやってきました。

丘の上には温浴施設、海の方には釣り堀などのレジャー施設があるようだ。

とても広い駐車場がありますが、雨をできるだけ避けるために市場の近くに車を停めていざ場内へ。

「とれとれ」ってなんか面白いよね笑

手前には一般的なお土産コーナーがあり、少し奥に進んで右側には水産生鮮品が売られているコーナーがあります。

ここ「とれとれ市場」は西日本最大級の海鮮マーケットらしく、文字通り日本全国津々浦々の水産物が一堂に会する場所です。

「市場」といってもここは観光客向けの市場風複合商業施設のようだ。
巨大な円柱型のいけすもある。

よく見てみると、この敷地内にいくつもの水産店がテナントとして入ってるようで、それぞれの店ごとに特色のある品を売っています。

この辺り紀伊半島南部の特産品であるマグロの巨大な冊が、まるごとどんとショーケースに置かれていたり、

何マグロかわからないけど、半身のさらに半分でこの大きさなのは
さすがマグロという感じだ。

様々な丸の鮮魚が氷で〆られ、大型のエビ類はいけすに活かされています。

どれもイキイキとしていて鮮度がよさそうだ。

マイナーで珍しい魚はあまり置いてないけど、メジャーどころは大衆魚から高級魚まで一通りそろっていて、見た目にも鮮やかで楽しいです!

この辺りで有名な「くじら」の食品もしっかり揃えてある。

こんな感じで場内を見学しているとおなかが空いてきます。

見ていておいしそうというのもあるんですが、今朝はソイジョイ1本で済ませていたので、なお空腹を強く感じます。

特上海鮮丼2100円。美味しいけど、この辺りのものは半分も乗っていないような…(笑)

ええやつを食べて心身ともに満たしてそろそろ出発しましょう。

フードコートを出て干物や練り物など、水産加工品の屋台がある通りを通って帰ります。

すると、特大の桶にイカの塩辛がたっぷりと入ったのが目に留まりました。

「将軍家」はパワーが高いですね笑

結構イカの塩辛好きなのですが、冷蔵じゃないと日持ちしなさそうなので買っても持て余しそうです。

そんなことを考えていると、店のおばちゃんが「これ食べてみなさいな」と昆布の佃煮みたいなものを小皿にいれて渡してくれます。

咀嚼するとこりこりと歯ごたえがあって、味付けは少しピリ辛で香ばしく、白米にとてもあいそう!これはきくらげをラー油で炒めたもののようです。

こりこりしていると、どこから来たのかおばちゃんとお兄さんに聞かれます。

宮崎からきて日本一周している最中ですと答えると、おばちゃんは「ここでいろいろ楽しんでね」と青のりの佃煮やイカの塩辛を試食させてくれます。どれもご飯がほしいですね!(笑)

イカの塩辛といってもいくつか味付けが異なるみたいだ。

お二人とも好意的に対応してくれて嬉しかったし、梅干以外にも自分で炊いたご飯のお供が欲しかったので、何か常温で保存可のものはないですかと聞いてみます。

案の定、塩辛類は冷蔵じゃないとダメだったのですが、きくらげのやつは常温でも大丈夫とのことです。

せっかくだしこれを買っていきましょう!小パックで700円しますが、少しずつ食べるのでコスパは悪くないはずです…(笑)

きくらげや青のりの加工品。どれもご飯を用意せざるおえないですね笑

お会計をしていると、お兄さんがイカの塩辛を小さいパックに詰めてくれ「明日までには食べてね」と持たせてくれました!ありがとうございました!

感謝の挨拶をお二人にして、次の目的地へと向かいます。

冷たい風雨に負けないで

とれとれ市場を出て次に向かうは、本州最南端の「潮岬」の石碑。

雨は強まるばかりで、岬への分かれ道までいくか否か迷っていましたが、とりあえず行ってみようと面舵にハンドルを切ります。

今回は雨の潮岬をみれて、またいつか来るときは晴れているだろうから、長期的にみて二つの光景を楽しめるからお得だ!と無理やり考えて(笑)進んでいきます。

約1時間後、その最南端の地へ辿り着きました。

強雨に加えて、そこそこの強風も吹きすさび、海も荒れて台風が近づいているときのような有様です。

快晴の日に藍染めの帯を広げた写真を撮りたかったので残念!

仕方なく駐車場の車内から海の方をズームして撮影していると、本州最南端の石碑が見えます。

風雨は弱まる気配がなく、傘も「道の駅 ねごろ歴史の丘」に忘れてきたので(笑)、外に出たらびしょ濡れになること間違いなしです。

それでも、もっと近くでその石碑と本州最南端からの眺めを見てみたいと、上着を羽織って車外に飛び出します。

石碑も同じく風雨に晒されている。

駆け足で石碑まで近づき、手早く写真をとってスマホとカメラをポケットにしまい、荒れる海を眺めます。

これが「本州最南端」の眺めか。この荒涼さは、それはそれで悪くないが…(笑)

雨にも負けず、風にも負けず、岸壁に打ち寄せる白波を望むのは、なかなか普段しないので新鮮でエモい気持ちになります笑。

まるで冒険の果てに最果ての地に辿り着いたような、なんというか充実感があって非常によい!

とかなんとか思っていると、さらに風雨が強まってきます。足早に車内に退散してタオルで水滴をふき取り、少し落ち着いてから出発します。

下手すれば岬に閉じ込められるかもしれなかったので、今思えば無事に岬を出れてよかったです。

雨に霞む潮岬を後にし、これから長い夜雨のドライブに入ります。

こっちの「紀伊大島」も気になりはするが、さすがにやめておこう。

雨の夜 忍耐の時

潮岬がある和歌山県串本町から、今日の最終目的地三重県伊勢市の快活CLUBまで約4時間。大雨でまともに見れるものがこの辺りにはなさそうなので、休憩時以外はずっと運転して少しでも移動距離を稼ぎます。

明日の予報も大雨らしいので行きたかった三重の志摩半島は一旦飛ばす方向で、伊勢市まで行っちゃいましょう。

こうして長距離の雨中のドライブが始まりました。

特に写真もなく、ドライブと休憩を繰り返していただけなので手短に書きます。

まず、19時過ぎに高速の無料区間を通過するときに足の疲労がピークに達し、痺れたり浮腫んだように感じます。

これはいけないと思い、SAに駐車して屋根がある場所を往復するように散歩して、ストレッチしたりベンチに横になったりして、足をほぐして休ませます。

ここで、もう有料区間を通って少しでも早く到着しようかなと考えます。

ですが、処置を試してみるうちに足は少し回復して、下道の1時間半ぐらいはなんとかなりそうです。1300円ぐらいかけて安全に素早く到着するのか、お金を節約してゆっくり頑張るのかという2択を、有料区間入り口まで迷っていました。

その時の足の調子から結局下道ルートをを選択し、海岸の山道をうねうねとドライブして21時半過ぎ、這う這うの体でここまで辿り着いたのです。

というわけで、ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m

5/12(木)分は以上となっております。

快活CLUB入ってからマッサージチェアに30分ほど座ったのですが、まだ両脚は本調子じゃないですね…(´・ω・`)

しっかり寝て明日に備えます!

それではまたノシ

  1. 238㎞、4時間58分(5時間運転!がんばった!)
  2. 5100円