11日目~呉と尾道、心の波止場
どうも、つもりんです!
10日目分に引き続き、これから11日目4/17㈰の旅道中を書いていきます。
先ほどネカフェの無料モーニングのトーストとコーンポタージュを食してエネルギーチャージし、只今10時半過ぎ。コーヒーを飲みながら書いています。
無料でありがたいとはいえ栄養バランスが気になるので、後からもってきたプロテインを飲んでおきます笑。
それでは、呉から尾道にかけて、広島県を代表する港町での穏やかかつ胸躍る思い出をお届けします!
大和ミュージアム、海へ散った戦艦とそのふるさと呉市に手向けを
8時半ごろ夜中停めていた駐車場を出ました。駐車料金200円をラッキーと思いながら向かうのは、呉市の目玉「大和ミュージアム」です!
ここも以前来ていたのですが、確か外観を見ただけだった、あるいは館内の思い出を忘れてしまっていたので記憶の補完のため、そしてやっぱりカッコよさに惹かれて(笑)再訪します。
駐車場につくと、まずこの潜水艦が目に入ってきます。
昔の記憶ではこの潜水艦と大和ミュージアムは同じ施設だとごっちゃになってましたが、今になって別物だったと理解しました…(笑)。
こっちも行きたいけど、時間とお金的に大和ミュージアムだけに絞りました。
イエローサブマリン(笑)を見たり、スケールの大きすぎる戦艦大和の主砲やスクリューに圧倒されたりしながら正面入口へと向かいます。
入場料800円を支払って入館し、まずは特別展の「戦艦「大和」と呉軍港」展へ。
「東洋一の軍港 呉」と呼ばれたこの街の歴史や、「戦艦大和のふるさと」としての経緯、そして「呉軍港空襲」により戦火に包まれた一面など、江戸時代から現代までの流れがまとめられてました。軍艦の設計図や当時の建築許可状などの書類、モノクロの戦艦の写真など、ロマンとカッコよさに浸れます。それと同時に、ここでも戦争の悲惨さをまじまじと見つめなおしました。
特別展を出て、次は常設展へと順路をとりました。
と、その前にさっきから気になってたこれの写真を撮ります。
戦艦大和の1/10の特大模型です!!1/10でもそこらの漁船ほどもある大きさを誇り、いかに大和が巨大だったかがうかがい知れます。
また、高くそびえる艦橋や何門も搭載された砲身など、細かいところまで作りこんであって、素人目から見てもよくできているなと感心しました。
常設展には軍艦が世界の海を支配していた歴史、日本海軍の歩んだ道と戦争の悲劇、そして復興後の呉市や戦艦大和の引き上げ品などが展示されていました。
やはり、こちらでも複雑な気持ちを抱えながら見て回ります。
戦艦大和のサルベージ品の展示の近くに、大和ともに海へ没した沖縄特攻作戦の副砲射撃指揮官、臼渕磐大尉の残した言葉が刻まれていました。読んでいくと感情移入して気持ちがいっぱいになり、涙流さずにはいられませんでした。ブログを書いている今も、目じりが熱くなり、目が潤みます。
また、臼渕大尉と同じく大和とともに命を散らした乗組員の名簿にも目を通しました。そこにぼくと同じ名字の船員もいて、非常に衝撃を受けました。
あまり見かけない珍しい名字で、しかもぼくの家系のルーツに近い地域出身ということもあります。この方はおそらく遠い親戚にあたり、同じ血が流れているのかなと直感的に思いました。そして、今自分がこの世に生きていることに不思議な感情を抱き、そっと誓いを立てその場を去りました。
この光景を目と心に刻み焼き付け、少々野暮かもしれませんが後で見返すために写真をっておきました。ですが、あえて、というかそれらの写真をここに載せるのは彼らへの敬意に欠けるかもしれないと思います。
もし、興味のあるかたは実際にその眼で見て、感じたものを大切にしてくださいね。
その後、順路を辿って戦闘機や人間魚雷「回天」、現代の呉の造船などの展示を見ながら2階3階へと回っていきます。
途中、いかにも海軍らしい恰好をした青年たちにお願いをして一緒に写真を撮ってもらいました!詳細は省きますし、写真も載せませんが、戦艦大和の前で一緒に敬礼をした画です!
ありがとうございました!m(__)m いろいろと大変だと心中お察ししますが、お身体に気を付けて頑張ってください!(`・ω・´)ゞ
大和ミュージアムを巡った後、外に出て現在の呉市の港を眺めてみました。戦火に包まれたとは思えないほど美しくて活気のある街、呉市。
戦時に使われた戦艦大和の時鐘を、今度は平和と幸福の福音として鳴らし、澄み渡る残響を後ろにこの地を去ります。
と、そのあとに寄り道して展望台に登りました。
冒頭の写真のように非常に美しいです!ここから呉市や広島市を一望できてとても清々しく気持ちがよかったです。
絶景を楽しんだ後、次の目的地へと向かうのでした。
道の駅みはらでの出逢い、かすかに見える目標を定めて
呉市から1時間半ほど、小休憩のために三原市の道の駅 みはら神明の里へ寄りました。
道中の東広島市辺りから三原市にかけて、屋根瓦が目立つ赤茶色をしている民家が数多く、かなり印象的でした。今調べてみると(笑)、石州瓦というものを使っていることが理由らしいです。
そうなった歴史や経緯にも興味がありましたが運転中に眺めるぐらいしかできなかったので、いつの日か訪れる日が来るといいなと思います。
ここらで話を戻し、道の駅みはらでも素晴らしい景色を楽しめました!
瀬戸内海はどこも景色がきれいで、数日後渡っているであろう四国からの眺めも楽しみです!
この眺めをしばらく見渡していると、「あんたここらの人かい?」とおじいさんが話しかけてきてくれました。後ろからおばあさんもやってきます。そのおじいさんの話によると、ここにはよく来るが四国山地まで見えるのは珍しいとのことでした!
もう一度その方角をよく見て、これはラッキーとうれしくなりました!それに、これからあの地に行くのだなと、高揚感で武者震いします。
その後、老夫婦に身の上を明かしておしゃべりを楽しみました。この辺りのことについて「熟成」された「生」の情報を教えてくださり、すごくためになりました!
別れ際、記念写真を3人で撮り、旅の無事成功を祈って激励の言葉をかけてくださりました!
ほんとうにありがとうございました!m(__)m どうかお元気で、また機会がありましたらお会いしましょう!
四国への玄関口、夕暮れの尾道を歩く
道の駅みはらを立ち、20分ほどで尾道駅に到着しました。朝にパンを食べたっきりで腹ペコです(笑)。
尾道の景色も予てよりみたかったのですが、ここに来たのはほかでもない、尾道ラーメンを本場で味わおうとそういう魂胆です!(笑)
早速駅横の食堂「尾道大衆食堂 せと」へ入ります。
注文して目の前に置かれたのは透き通る醤油スープに大きめの背脂が浮かび、平打ちの麺が漬かっている、ザ・尾道ラーメンといった出で立ちの器。
まずスープを飲んでみると、魚介ダシのきいたあっさりスープが空きっ腹に染み、思わずため息をついてしまいました(笑)。ぷりぷりの背脂もいいアクセントになっています。そして、あまり食べたことのない平打ちの麺の食感も面白く、あっという間に完食してしまいました!
美味しい思いをして店を出て、次は夕暮れに染まっていく尾道駅前をぶらり。
駅前をぐるりと回り、海沿いへ抜けます。
こちらは歩道がウッドデッキ調になっており、フェリー乗り場やレンタサイクルの店もあります。
対岸には造船所らしき施設もあり、さらに進むと倉庫かドッグを改装したような商業施設が見えてきます。ここには自転車ごと室内にチェックインできるような宿泊施設や、海沿いの美しい景色を望むカフェ・バーがありました!
どうやらここ尾道と愛媛県今治市をむすぶ「しまなみ海道」はサイクリングの聖地らしく、道理でロードバイクに乗っている人やそれを折りたたんで電車やフェリーに積み込む人たちが多く見える訳です!
今回は厳しいですが、いつの日かこの辺りをサイクリングしてみるのも楽しそうだなと夢を見て尾道を去りました。
古き良き銭湯で汗流し
尾道駅の駐車場を出る前に、一度今日の寝床について検索しました。福山市方面の近場に道の駅があるので、そこで車中泊をさせてもらおう!
その前に汗を流して湯船に漬かりたかったので、こちらの銭湯までやってきました。
銭湯「遊湯」に入ってみると、こじんまりとはしてるけどジェットバスやサウナなどが揃っています。また、浴室内の天井が男湯女湯共通で、女湯側のおばちゃんたちの活気ある笑い声が響き渡っています(笑)。
なんとな~く懐かしい雰囲気を感じながら身体と心を温め、福山市の道の駅まで運転していきました。
11日目4/17㈰は以上です!
もう14時半を回り、ずっと画面を見続けたのでブログを書くのもさすがに疲れてきました(´・ω・`)。一度シャワーを浴びて仮眠するなりして12日4/19㈪分を書こうと思います。
ブログ書くのも遅めですが、マイペースに頑張っていきます!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
それではまたノシ
- 113㎞、2時間55分
- 3628円